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東奔西走キャッシュレス 第73回 デジタル給与払い2社目はリクルート、即払いで口座出金も自由に

マイナビニュース / 2025年1月9日 7時30分

画像提供:マイナビニュース

リクルートがデジタル給与払いに対応しました。国内ではPayPayに次ぐ2社目となり、リクルートのサービスを利用する事業者に対してサービスを提供していく考えです。リクルートのデジタル給与サービスの特徴について、同社に話を聞きました。

○「COIN+」にデジタルマネーで給与支払

リクルートは、「Airビジネスツールズ」として、様々な業務アプリを提供しています。POSレジの「Airレジ」、決済サービスの「Airペイ」、オーダーシステムの「Airレジオーダー」、シフト管理の「Airシフト」などといったサービスのなかに、「Airワーク 給与支払」があります。

さらに、リクルートと三菱UFJ銀行が出資するリクルートMUFGビジネスは、決済ブランド「COIN+」を提供しています。このシステムを使ったアプリとしては同社の「エアウォレット」に加えて、無印良品のアプリに組み込まれた「MUJI passport Pay」もあります。

今回のシステムは、この「Airワーク 給与支払」と「COIN+」の連携によって実現しています。給与自体は「COIN+」での支払いとなり、「COIN+」のフロントエンドである「エアウォレット」でQRコード決済をするといったことができます。残高は共有されるため、「MUJI passport Pay」での支払いに使うことも可能です。

「Airワーク 給与支払」の側では、従来の支払口座に加えて、「COIN+」に給与を支払うという設定が出てくるようになります。

「Airワーク 給与支払」自体は、事業者が導入して給与支払の即払いを実現するWebサービスですが、支払い口座として「COIN+」が追加されるだけで、簡単に事業者はデジタル給与払いに対応できるというわけです。

もちろん、デジタル給与払いは事前の労使交渉が必要で、事業者や労働者が勝手に設定することはできません。ただ、こうした事前の課題をクリアしたあとは、すぐにデジタル給与払いに対応できるというのが特徴です。

もともとこの「Airワーク 給与支払」は、銀行口座においても即払いを可能にするというもので、2023年4月からサービスを提供していました。銀行口座に加えて、新たに「COIN+」でも給与の即払いが可能になるわけです。「支払手段が『COIN+』になることで、より速く、より安い手数料で給与の支払や受け取りができる状態を目指す」と渡辺氏は話します。

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