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2025年の旅行はどうなる? 連休カレンダーと注目イベントは - JTBが旅行動向見通しを発表

マイナビニュース / 2025年1月14日 12時59分

近年は急激な円安により海外旅行控えの傾向も見られたが、今後為替相場が落ち着けば、海外旅行の盛り上がりが期待される。また、東アジアなどの近距離方面だけでなくオセアニアやヨーロッパなどの中長距離方面の旅行者数も伸びているため、一人あたり旅行費用は前年をさらに上回る見込み。

前述のアンケート調査によると、2025年1月~12月の1年間で1泊以上の海外旅行を実施する意向について聞いたところ、「行く予定」と答えた人は21.1%となった。2024年の旅行実施率が8.7%であったことを考えると、大幅に増加しているといえる。性年代別にみると、「女性29歳以下」が34.3%と最も高く、次いで「男性29歳以下 (27.5%)」、「男性30代(26.0%)」となった(図表13)。

居住地域別にみると、「行く予定」の割合は「関東地方(24.5%)」が最も高く、次いで「近畿地方(22.6%)」、「中部地方(18.6%)」となった(図表14)。

また現時点で考えている旅行の行き先について聞いたところ、「韓国(30.4%)」が最も高く、次いで「台湾(26.4%)」と近隣の国・地域が高い一方で、「ハワイ(24.2%)」、「ヨーロッパ(18.4%)」など中長距離も人気がある。また性年代別にみると、韓国は女性29歳以下、台湾は男性40代と女性50代、ヨーロッパは女性70代に人気があるなど、世代による違いがみられる(図表15)。

一方で、海外旅行に「一度も行かない」と答えた人は78.9%だった。その理由を聞いたところ、最も割合が高いのが「旅行費用が高いから(33.6%)」、次いで「家計に余裕がないから (26.4%)」、「円安だから(24.4%)」とこちらも経済的な理由が上位となった。性年代別では、女性70代では「パスポートの有効期限切れ」、「治安の面での不安」、「自身の体力面の不安」、男性50代では「仕事などで休暇が取れないから」が上位になるなど、ライフステージによる違いもみられる(図表16)。

○訪日外国人旅行者は「4,020万人」と推計、過去最高へ

2025年の訪日外国人旅行者数は4,020万人(対前年108.9%、対2019年126.1%)と推計した。2024年は新型コロナウイルス感染症(以下、新型コロナ)の収束に加え、急激に進んだ円安の追い風もあり、訪日外国人旅行者数が急増した。2024年1~10月の累計数は過去最速で3,000万人に到達しており、年間では3,500万人を超える見込み。2025年はそれをさらに上回り、過去最高となる。ただし、新型コロナ後の急激な需要回復が一巡すると考えられ、4,000万人は突破するものの、前年比108.9%と伸び率がゆるやかになると予想される。

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