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管理職になる前となった後、年収はどれぐらい変わる?【800人調査】

マイナビニュース / 2025年1月10日 17時30分

画像提供:マイナビニュース

マイナビ転職は、「管理職の悩みと実態調査」の結果を2025年1月9日に発表した。調査は、2024年9月20日〜26日の期間、20~50 代の会社勤務の管理職(主任・プロジェクトリーダーを除く)800人を対象にインターネットにて実施したもの。

管理職になって良かったと感じるかと尋ねたところ、全体では「よかった」(60.8%)が約6割だった。役職別にみると、「係長・チーム長」(51.5%)クラスでは約半数に留まったものの、「本部長」(80.0%)クラスでは8割にのぼり、役職が上がるほど「よかった」の割合が多くなる傾向が見られた。

管理職になって良かったことに対し、「部下の成長に喜びを感じる」「自分の課を持ってある程度自由な采配ができる」「給料面での余裕で家庭も安定する」といったコメントが寄せられた。

管理職になる前後の個人年収の変化をみると、管理職になり給与が上がった人は8割以上で、「100万円〜200万円未満」(25.4%)の割合が最も多いことが判明した。

また、現在の個人年収において、「管理職になって良かった」と感じている人と感じていない人の年収をみると、「管理職になって良かった」人の年収中央値は700万円であるのに対し、「管理職になって良くなかった」では550万円と、大きな差があることが分かった。

管理職になってからの変化について尋ねたところ、最も多かったのは「仕事の比重が増えた」(75.8%)で、次いで「心身の健康が損なわれた」(68.9%)、「プライベートや家族との時間を楽しめなくなった」(55.4%)、「転職を考えるようになった」(43.5%)と続いた。

管理職としての悩みに対し、上位3つは「マネジメント業務の負荷」(28.1%)、「ハラスメントと言われるのを避けたい」(27.0%)、「部下が成長しない・成長が遅い」(24.0%)と続いた。

今後の昇格希望について尋ねると、現在の会社および別の会社で「昇格したい」(50.9%)と回答した割合は、約半数だった。一方で、役職別にみると、「次長」(18.2%)、「課長」(17.1%)、「係長・チーム長」(20.5%)のクラスでは、「管理職を辞めたい」と考えている人も約2割いることが明らかになった。

管理職を続けていく上で希望するサポートや制度について尋ねたところ、最も多かったのは「管理職手当の増額」(40.1%)で、次いで「残業手当の支給」(21.6%)、「勤務時間外は対応しなくてよい制度/体制」(19.6%)と続いた。
(MN ワーク&ライフ編集部)

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