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なぜ今、フォーミュラEなのか - 東京オートサロン2025でヤマハに聞く

マイナビニュース / 2025年1月11日 10時51分

画像提供:マイナビニュース

ヤマハ発動機は英国の名門「ローラ」と組んで「フォーミュラE」に参戦している。「電気自動車(EV)のF1」とも呼ばれるモータースポーツでヤマハはパワートレインの供給を担当しているが、そもそもなぜ、EVレースに挑戦するのか。「東京オートサロン2025」の会場で聞いた。

ヤマハの役割は?

東京オートサロンのヤマハブースには、「FIAフォーミュラE世界選手権」に今シーズンから参戦する「ローラ・ヤマハABTフォーミュラEチーム」のフォーミュラEマシン「ローラT001」(デモカー)が展示されている。

フォーミュラEは「電気自動車のF1」とも呼ばれる市街地レース。ニューフェイスとなるヤマハは、電動パワートレインのマニュファクチャラーとしてチームにモーターとインバーター、ギアボックスのパッケージを供給する役割だ。

ヤマハといえば二輪の世界選手権で活躍したことが有名だが、なぜこのタイミングで四輪のフォーミュラEに参戦することに決めたのか。会場で担当者に聞いてみた。話をしてくれたのは、開発を担当する技術・研究本部の原隆チーフストラテジーリードと伊藤仁第2技術部開発主務だ。

フォーミュラE参戦の狙いは?

フォーミュラEでは、レース中にフルパワーで戦うF1やMotoGPとは異なる厳格な“制限”が適応される。それはバッテリーの容量だ。フォーミュラEが搭載するバッテリーは、レースで使用するエネルギーの半分までの容量しか認められていない、そのため、完走するためには「エネルギーマネジメント」の技術が最も重要なファクトになる。しかもレースなので、相手より速く走らなければいけない。

レースという真剣勝負の中でバッテリーのエネルギーマネジメント技術を磨き、高めていくことが、ヤマハが目指している2050年カーボンニュートラルの実現に必ず結びつくはず、というのが今回のチャレンジの趣旨だ。

ヤマハがタッグを組むのは、英国の名門「ローラ」とフォーミュラEの経験が豊富なドイツの「ABT」(アプト)。老舗のレーシングカー開発会社であるローラは、これまで数々の国際自動車レースで活躍した車両を世に送り出してきた。現在は「サステナブル・モータースポーツ」を掲げ、フォーミュラE規格に準拠した車体パッケージの開発・供給を行っている。

「FIAフォーミュラE世界選手権2024-25」はシーズンが始まったばかり。ローラ・ヤマハABTフォーミュラEチームの成績を押さえておこう。

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