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中小でもできる!ITブランディング 第33回 セミナー講演の動画拡散でブランディングと顧客開拓に成功~エアリテック 山崎社長

マイナビニュース / 2025年1月15日 13時0分

画像提供:マイナビニュース

自社の商品やサービスを「その企業ならでは」と認識してもらう企業ブランディングへの注目が集まっている。国内外の競争激化や物価の上昇などが背景にある。しかし、大企業と違い、中小企業がブランド戦略を打ち出すのは容易ではないとされる。こうした中で、インターネットを活用してコストを抑制しつつ、効果的なブランディングを実施する中小企業やB to B(企業間取引)企業も出始めている。この連載では、ITなどを活用してブランディングを行っている事例を紹介する。

第33回はシステム開発を手掛けるエアリテック(東京・渋谷)を取り上げる。同社は自社ホームページなどを通じて取引先のセミナーでの社長講演の動画を知ってもらい、ブランディングや顧客開拓につなげている。山崎政憲社長は企業ブランディングの意義について「自社のファンを増やしていくことだ」と話す。聞き手はZenkenの本村丹努琉(もとむら・たつる)氏。

Airitech(エアリテック) 代表取締役 山﨑政憲氏
昭和50年3月5日、高知県高知市市生まれ。高知大学大学院理学研究科化学専攻卒業。新卒で横浜市のソフトウェア受託開発会社に入社。システムダウンや性能問題に対応するサービスを立ち上げ、システム診断ツールの開発・販売なども手掛ける。2017年に独立し、Airitechを設立。2018年にSHIFTグループに参画。

○ポイント

①企業ブランディングは自社のファンを増やす効果がある
②会ったことのない潜在顧客に自社を知ってもらうのは資金の少ない中小企業には困難
③取引先のセミナーでの社長講演の動画の共有・拡散でブランディングに成功
④テレアポサービスには商材の向き不向きがある。ターゲット設定の重要性を認識

本村:貴社は企業のシステム開発や改善などを手掛けています。会社の概要と強みを教えて下さい。

山崎:当社は2017年5月に創業した、システム開発と改善を手掛ける会社です。システムの障害が起きた際に利用者に影響が出る事態を防ぐトラブルシュート、AI(人工知能)活用支援、業務効率化支援などに携わっています。

強みは、技術力の高さや業界でも高水準の給与などを背景に有能な社員が多く集まっていることです。約150人の社員のうち120人ほどがエンジニアで、一部の社員は先端技術まで取り扱える知見と能力を持っています。そのため、高度なトラブルシュートのほか、生成AIの大規模言語モデル(LLM)の改善、システム解析なども請け負えます。

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