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投資の見直しはなぜ必要? タイミングはいつ? 押さえておきたい「リバランス」の重要性を解説

マイナビニュース / 2025年1月21日 7時30分

画像提供:マイナビニュース

複数の金融商品を購入している場合、商品の価格が変動することにより、はじめに決定した資産配分が崩れてきます。また、金融商品は買って終わりではなく、ライフステージによるリスク許容度の変化に応じた調整が大切です。

そこで、資産配分の見直しを適切なタイミングで行いましょう。この記事では資産配分の見直しについて、その重要性やポイントを詳しく解説します。

■ポートフォリオ、リバランスとは
<ポートフォリオとは>

投資における「ポートフォリオ」とは、”どの金融商品にどのくらいの割合で投資するか”という資産配分を意味します。ポートフォリオを作る際は、投資先をなるべく分散させることが重要です。そして、分散投資の効果をより高めるには、株や債券、不動産など値動きの異なる資産に幅広く投資することが欠かせません。

たとえば、株と債券は基本的に正反対の性質を持ち、異なる値動きをします。また、国内の景気が悪くても、海外には景気の良い地域があり、その反対のケースもあり得ますので、地域を分散することも大切です。

ポートフォリオの一例を挙げますと、国民年金や厚生年金の保険料の積立金を運用する「年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)」では、国内株式25%、国内債券25%、外国株式25%、外国債券25%という基本ポートフォリオを採用しています。このように複数の資産に分散投資することで、ある資産が値下がりしても別の資産でカバーできる可能性があるのです。

また、ポートフォリオは投資家の年齢やリスク許容度(収益がマイナスに振れてしまった場合、どれくらいまでならマイナスを受け入れられるかの度合い)、投資目的などに基づき個別に設計されるのが望ましいとされています。

たとえば、若い人なら長期的な資産形成が可能になり、万が一値下がりしても時間をかけて回復できることから、比較的大きなリターンが見込める株式の比率を高めに設定することが推奨されます。

一方、リタイアや年金生活が近い高齢の人なら、債券の比率を高めに設定するのが一般的です。この年代の人は、老後資金を確実に確保する必要があるため、株式市場の急激な変動による資産の目減りを避けたいからです。債券は株式と比べると価格変動が小さいですが、定期的な利子収入も見込め、より安定的な資産運用が期待できます。
<リバランスとは>

一度ポートフォリオを設定して運用を始めても、経済状況によって、ある資産は大きく値上がりし、反対にある資産は大きく値下がりするということが起こり得ます。その場合、資産の比率を元に戻さないと、安定的な運用を目指すことができなくなります。

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