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Windows Terminal ベスト設定 第18回「Sixcelグラフィックス基礎編」

マイナビニュース / 2025年1月17日 16時17分

画像提供:マイナビニュース

プレビュー版Windows Terminal v1.22には、Sixelと呼ばれるグラフィクス機能が搭載されている。

Sixelグラフィックスは、1978年に発表されたDEC(現HP社)のVT330で採用されたグラフィックス表示機能の1つ。同時最大256色表示、ターミナルの1文字あたり10×20ドットの解像度で描画が行える。たとえば、80文字×25行のウィンドウサイズの場合、最大800×500ピクセルの描画が行える。

Sixelグラフィックスは、もともと、ユーザー定義文字のためのグラフィックスパターン指定であったため、ターミナルの文字サイズとSixelピクセルのサイズは比例している。ターミナルの文字の横幅の1/10がSixelの1ピクセルのサイズになる。Windowsの描画ピクセルとは独立しているので注意が必要だ。

色は、最大同時256色で、うち1色(カラーレジスタ0)が背景色となる。ただし、Sixelピクセルの0ビットは、ターミナルの背景色を使うのか、現在の色をそのまま残すのかをエスケープシーケンスのオプションパラメーターで指定できる。

なお、カラーレジスタは、いわゆる「カラーパレット」なので、後から色定義を変更すると、それ以前に同じカラーレジスタ番号で描画したピクセルの色が変わってしまうので注意されたい。逆に描画後にカラーレジスタ定義を変更することで色を変えるアニメーションを作ることも可能だ。

カラーパレットは、メモリが高価な時代の8bit CPUを採用したBASICマシンなどで採用されていたが、最近では、フルカラー指定が普通になり、カラーパレットを知る人は少なくなった。

今回は、このSixelグラフィックスについて解説を行う。表01)は、Sixel関連の用語と定義(本記事独自の用語を含む)である。適宜参照していただきたい。

アプリケーションで画像ファイルを表示

Sixelグラフィックスに対応しているターミナルエミュレーターは少なくない。Sixelに対応したターミナルエミュレーターのリストが、Are We Sixel Yet?にある。

また、グラフィックスアプリケーションの中にもSixel出力が可能なものがある。たとえば、WindowsやLinuxで利用できる「ImageMagick」などがある。インストールは、Linuxならパッケージ管理コマンドで、Windowsならwingetで行える。

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