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DLSS 4のマルチフレーム生成の威力を見よ! ゲームとAIが融合する「NVIDIA GeForce RTX 5090」レビュー

マイナビニュース / 2025年1月23日 23時0分

現役最高クラスの描画負荷を誇る『S.T.A.L.K.E.R. 2: Heart of Chornobyl』や『インディ・ジョーンズ/大いなる円環』の4K、最高画質で高いフレームレートを出している。RTX 4090を20~25%も上回った。特に『インディ・ジョーンズ/大いなる円環』はパストレーシングにも対応するが、平均147.8fpsの滑らかな描画を体験できるのはちょっと感動的。なんせビデオメモリが8GB未満のビデオカードではまともに起動すらできないタイトルなのだ。

続いて、DLSS 4に対応するタイトルを試そう。「マーベル・ライバルズ」、「ホグワーツ・レガシー」、「サイバーパンク2077」を用意した。いずれもレビュー向けのテスト版なので正式版では多少異なる可能性はある。マーベル・ライバルズは訓練場の一定コースを移動した際のフレームレート、ホグワーツ・レガシーは寮内の一定コースを移動した際のフレームレート、サイバーパンク2077はゲーム内のベンチマーク機能を実行した際のフレームレートをそれぞれ「FrameView」で測定している。

フレーム生成によってラグが生じていないか確認するために、PC Latency(入力から表示までの時間)もあわせて測定した。また、サイバーパンク2077については学習モデルをCNNとTransformerの切り替えができたので両方を試している。

マルチフレーム生成の威力は凄まじい。DLSSがオフの状態に比べて約4倍のフレームレートを出している。RTX 4090の1フレームにつき1枚生成の従来型に比べて約2倍のフレームレートを達成している。また、DLSS 4でもフレーム生成時は遅延を減らすNVIDIA Reflexが有効になるのは同様だ。DLSSがオフの状態よりも低遅延を達成しており、マルチフレーム生成が処理に加わっても描画遅延への影響は小さいと言える。

ホグワーツ・レガシーとサイバーパンク2077は、レイトレーシングに対応する描画負荷の高いゲームだ。それでもホグワーツ・レガシーは、マルチフレーム生成を使うことで平均453.3fpsという高いフレームレートを達成。RTX 4090の2倍以上になった。

サイバーパンク2077のレイトレーシング:オーバードライブは、いわゆるフルレイトレーシングなので描画負荷は強烈だ。DLSSオフだとRTX 5090でも平均32.8fpsしか出ていないのがそれを物語っている。しかし、マルチフレーム生成なら平均291.7fpsまで向上。効果の高さがよく分かる。表示遅延に関しては、マーベル・ライバルズと同じ傾向だ。ちなみにサイバーパンク2077は学習モデルを従来のCNNに戻してもフレームレートにあまり変化はなかった。
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