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DLSS 4のマルチフレーム生成の威力を見よ! ゲームとAIが融合する「NVIDIA GeForce RTX 5090」レビュー

マイナビニュース / 2025年1月23日 23時0分

ここからはクリエイティブ系やAIの処理をテストしていこう。まずは、3DCGアプリの「Blender」を使ってGPUによるレンダリング性能を測定する「Blender Open Data Benchmark」を試す。

一定時間内にどれほどレンダリングできるのかスコアをして出す仕組み。RTX 4090に対して1.3から1.45倍のスコアを出しており、CGレンダリング性能も着実に向上しているのが分かる。

RTX 50シリーズはAIモデルの演算精度としてFP4(4ビット浮動小数点演算)が新たに加わった。ここでは、高品質な画像生成AIのFLUX.1を使って、1,024×1,024ドットの画像を4枚生成するのにかかる時間を「Procyon FLUX.1 AI Image Generation Demo for NVIDIA」を使ってFP8、FP4の2パターンで測定した。

FP4での画像生成は非常に高速だ。わずか16秒で完了している。RTX 4090はFP4に対応していないので、FP8での生成になるが42.5秒かかった。クリエイティブの世界では作業効率が重要だけに、この差は大きいと言える。
消費電力はカード単体で570W以上、システム全体で820Wに達することも

次はRTX 5090カード単体とシステム全体の消費電力をチェックする。カード単体はビデオカードの消費電力を実測できるNVIDIAの専用キット「PCAT」を使用した。システム全体はOS起動10分後をアイドル時とし、サイバーパンク2077実行時、Blender実行時の最大値を計測している。電力計にはラトックシステムの「REX-BTWATTCH1」を使用した。

RTX 5090のカード電力は575Wだが、サイバーパンク2077はDLSSオフにするとほぼその最大値に到達した。DLSSやフレーム生成を有効にすると描画負荷が軽減されるので、それに合わせて消費電力も少し下がっているが、それでもRTX 4090を大きく上回った。BlemderもGPUをフルに使うので570.4Wと上限に近くなっている。

システム全体の消費電力を見ると、RTX 5090はCPUとGPUの両方が高負荷になるサイバーパンク2077で820Wに達している。RTX 5090の推奨電源が1,000W以上になっているのが分かる結果だ。

最後に温度とクロックの推移をチェックしよう。サイバーパンク2077を10分間プレイした際の温度と動作クロックの推移を「HWiNFO Pro」で測定している。GPU温度は「GPU Temperature」、クロックは「GPU Clock」の値だ。バラック状態で動作させている。

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