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『べらぼう』綾瀬はるかの不穏なセリフに視聴者最注目 第3話画面注視データを分析

マイナビニュース / 2025年1月26日 6時0分

鱗形屋は、1658~61年(万治年間)に江戸・大伝馬町(現在の東京都中央区)に開業した地本問屋。「丸に三つ鱗」を商標に使っていた。劇中に登場する孫兵衛は3代目に当たる。100年近く続いた老舗の版元から見れば、ぽっと出の蔦重の台頭は目障りに思えても仕方ないかもしれない。

そして暗い情念を抱える男がもう一人。前回、軽薄な態度を田安賢丸にとがめられた治済だが、暗闇で一人傀儡を操るという不気味な行動を見せた。糸が切れた瞬間に賢丸の兄・田安治察が死に至ったが新手の呪詛だろうか。次回以降、御三卿内の勢力争いは苛烈さを増していきそうだ。

SNSでは、「不穏な最後だったな、一橋治済怖い」「治済さま、いい人の仮面をかぶった狂人感がすでにあって怖い」「最後の治済にぜんぶ持っていかれたな」と、治済に恐怖した視聴者のコメントが寄せられている。

一橋治済は一橋宗尹の四男にあたり、1751(宝暦元)年に生まれた。長男・松平重昌は幕府の命令で1743(寛保3)年に福井藩藩主・松平宗矩の養子に出された。次男・仙之助は夭折し、三男・松平重富は1758(宝暦8)年に重昌が死去したため、後を継ぐ形で養子に出される。結果、同年に世継ぎとなり、1764(明和元)年に一橋家の家督を継いでいる。幕末の歴史学者・五弓久文にその派手好きな生活ぶりから「天下の楽に先んじて楽しむ」と評されている。

●『一目千本』で吉原に活気が戻る
2番目に注目されたのは20時39分で、注目度77.9%。『一目千本』の宣伝効果によって、吉原に活気が戻ったシーンだ。

夕暮れの吉原が男たちであふれている。『一目千本』が発行されて半月、その反響はすさまじかった。蔦重と唐丸(渡邉斗翔)、信じられないほどにぎやかになった吉原の姿に目を輝かせ喜びあった。男たちは『一目千本』を求めて、もしくは『一目千本』で描かれた女郎を目当てに吉原をかっ歩している。女郎を花に見立てた『一目千本』で客を呼び戻すという蔦重の狙いは見事に的中した。

歓喜の声を上げ、有頂天となっている蔦重だったが、突然後ろから殴りつけられる。養父である駿河屋市右衛門(高橋克実)だった。市右衛門は茶屋の仕事の傍らで本にうつつを抜かす蔦重を好ましく思っておらず、このところの関係性は最悪だ。

蔦重はまた折檻を受けるのかと身構えたが、市右衛門は意外にも、増えた来客をさばけず手が回っていない次郎兵衛(中村蒼)を手伝えと言った。戸惑う蔦重に市右衛門は「志津山のくず、最高だった」と笑った。蔦重は義父に自分の仕事が認められたことを知って頭を下げる。喜びのあまり浮かんだ涙をぬぐい、唐丸を連れ意気揚々と蔦屋の中へ入った。
○ビジネスドラマとして視聴している層が多い?

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