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『べらぼう』綾瀬はるかの不穏なセリフに視聴者最注目 第3話画面注視データを分析

マイナビニュース / 2025年1月26日 6時0分

●『一目千本』を読んで笑い転げる
3番目に注目されたシーンは20時37分で、注目度77.7%。駿河屋市右衛門が妻・ふじ(飯島直子)とともに『一目千本』を読んで笑い転げるシーンだ。

扇屋宇右衛門(山路和弘)に蔦重に対する思いを見抜かれた市右衛門は、周囲に人影がないことを確認すると『一目千本』を手に取った。義理の息子が作ったその本は、吉原の女郎たちが花に見立てて紹介されていた。これを見た男たちは好奇心をあおられ、女郎に会いに吉原を訪れたくなること請け合いである。市右衛門と妻のふじは、蔦重が考えた気の利いた見立ての数々に思わず声を上げて笑っていた。

蔦重が吉原にいる他の誰よりも、町を見て、町のことを考えてきたからこそ作ることができた本だった。そして、市右衛門はそんな蔦重を誰よりも買っているからこそ、本屋の道に進もうとしている蔦重が許せなかったのだ。

○「駿河屋のツンデレっぷりが印象的」

ここは、市右衛門の蔦重に対するツンデレぶりが、視聴者の注目を集めたと考えられる。

市右衛門はこれまで、ことあるごとに蔦重を殴りつけていた。そのあまりにも激しい折檻と「忘八」と呼ばれる冷酷な性格に、視聴者からはひどい義父だというイメージが定着しつつあった。しかし、市右衛門が出版業に入れ込んでいく蔦重を否定し続けていたのは、蔦重の才覚を認めており、引手茶屋「蔦屋」を継がせたいという想いがあったからのことだと判明した。

SNSでも、「蔦重と駿河屋の親子、江戸っ子ぽくっていいな」「駿河屋のおやじ様、実の親子ではないけれど、それ以上の情愛を表現していて素晴らしい!」「駿河屋、ただの暴力男じゃなくてよかった! でも不器用すぎるわ」「駿河屋のツンデレっぷりが印象的でした」と、市右衛門の印象が一変した。ただの暴力親父でなくてほっとした視聴者が多かったようだ。それでも口より先に手が出るところは直りそうにないが。

また、「駿河屋の心をほぐした扇谷がカッコいい」「駿河屋と扇谷の掛け合いが良かった!」と、山路和弘の渋さにも注目が集まっている。2人のやりとりは心に残る名シーンだった。

さまざまな方面に大きな影響をおよぼした『一目千本』だが、そのタイトルは、「一目」で見渡すことができる範囲に「千本」もの桜の木が咲いている壮観な光景を指す言葉からきている。蔦重は吉原の女郎を花に見立て、その姿を図鑑形式で描き上げた。今回登場した花魁たちは、亀菊(大塚萌香)はツンツンしているので山葵(わさび)、うわさ話のすきな志津山(東野絢香)は葛(くず)、床をともにした男が次々と亡くなった常磐木(椛島光)はとりかぶと、食べてるだけでしゃべらなかった無口な勝山(平館真生)はくちなし、ほがらかな嬉野(染谷知里)はひまわり、美声を披露していた玉川(木下晴香)はたんぽぽに見立てられた。

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