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東京都、障害者や高齢者が安心して観光できる「アクセシブル・ツーリズム」実現に向けたシンポジウム開催

マイナビニュース / 2025年1月31日 17時10分

画像提供:マイナビニュース

東京都は、国内外から訪れる旅行者の多様なニーズに応えながら、誰もが快適に観光できる都市を目指している。東京商工会議所 Hall & Conference Roomでは29日にシンポジウムを実施。障害者や高齢者などが安心して観光できる「アクセシブル・ツーリズム」の充実に向けて、基調講演、パネルディスカッション、ミニセミナーなどが開催された。

東京都は、国内外から訪れる旅行者の多様なニーズに応えながら、誰もが快適に観光できる都市を目指している。東京商工会議所 Hall & Conference Roomでは29日にシンポジウムを実施。障害者や高齢者などが安心して観光できる「アクセシブル・ツーリズム」の充実に向けて、基調講演、パネルディスカッション、ミニセミナーなどが開催された。

○■親孝行温泉のススメ

冒頭、主催者を代表して東京都産業労働局の江村信彦氏が挨拶した。日本政府観光局(JNTO)によれば、2024年の訪日外国人旅行者数は3,686万9,900人で過去最高となる見込み。江村氏は「旅行需要は堅調に推移しています。さらに今年9月には世界陸上、11月にはデフリンピックの開催も控えており、選手や関係者の方々をはじめ、国内外から数多くの旅行者が東京を訪れることが見込まれます」と話す。

そのうえで「東京都としても、都民の皆様、観光関連事業者など、幅広い関係者の協力のもと、アクセシブル・ツーリズムの充実を図ってまいります」と江村氏。先の東京五輪2020大会では公共交通機関、宿泊施設、町の施設のバリアフリー化が進んだことにも触れ、「今後とも、ハード・ソフトの両面から取り組みを加速させていきます」と話した。

続いて、NHKラジオ深夜便(旅の達人「バリアフリーで温泉を楽しむ」コーナー)に出演するなど、多方面で活躍中の温泉エッセイスト山崎まゆみ氏が基調講演を行った。テーマは「旅の達人が語るバリアフリーな家族旅行」。同氏は、高齢となった両親を温泉旅行につれていくことを”親孝行温泉”と名付けたそうだ。その経緯について、以下のように話した。

「父親が晩年、病院に入院しました。やがて足腰も弱まり、院内の廊下を歩くこともおぼつかなくなったんです。私は足腰の衰え以上に、メンタルが弱まっているのを心配しました。『俺はもう家に帰れないんじゃないか』などと言う父親を見たとき、温泉宿に泊まって元気を取り戻してほしい、と思い立ちました」。

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