世界で一番高価なウイスキーは? ウイスキーのトリビア10選
マイナビニュース / 2025年2月3日 17時19分
ただし、アメリカの蒸留所でも「Whisky」と綴るところがあったり、イギリスでも「Whiskey」と書いているものがあったりと、厳密に分かれているわけではありません。歴史的経緯やブランドの伝統によって、綴りを選んでいるケースがほとんどです。
(3)アメリカのバーボンには新樽が必須
バーボンウイスキーはアメリカのケンタッキー州を代表するウイスキー。原料の51%以上がとうもろこしであることや、内側を焦がした新しいオーク樽を使って熟成させる必要があるなど、連邦規定で細かく定義されています。
この「新樽を使う」点がバーボンの大きな特徴です。実は、労働組合が政府にロビー活動を行い、法律が作られたのです。樽を使い捨てにすることで、樽職人の雇用を守る、というのが理由です。とはいえ、現在は樽を使い捨てにせず、一度使った樽はスコットランドや日本などに輸出され、他国のウイスキー熟成に使われています。
バーボンの産地は規定されていません。規定に沿っているなら、たとえばテネシー州で作っていてもバーボンとなります。有名どころでは「ジャックダニエル」はテネシーウイスキーですが、もちろんバーボンでもあるのです。たまに「ジャックダニエル」はバーボンではない――と耳にしますが、間違えないようにしましょう。
(4)アイラウイスキーの独特な香りの正体
スコットランドの西側にあるアイラ島で造られるウイスキー、通称アイラウイスキーは、ピート(泥炭)由来のスモーキーな香りが特徴です。麦芽を乾燥させるとき、アイラ島に豊富に存在するピートを燃料として焚き込むため、独特のヨード香やスモーキーさがウイスキーに移ります。この香りは好き嫌いが分かれますが、一度ハマると抜け出せないと言われるほどの魅力があります。
ピートは、植物が湿地などの酸性かつ低酸素な環境で不完全に分解されてできた有機物の堆積物です。おもにコケ類や草本植物、木本植物の残骸からなり、長い時間をかけて蓄積していきます。ピートは燃料として利用されるほか、園芸用の土壌改良材としても広く使われています。また、炭化が進むと石炭の一種である亜炭へと変化します。
(5)ウイスキーの「天使の分け前」「悪魔の分け前」って?
ウイスキーを樽で熟成させると、蒸発によって年々一定量が失われていきます。これを「エンジェルズシェア(天使の分け前)」と呼びます。貯蔵庫の環境や樽の種類によって蒸発量は異なりますが、一般的に年間で約2〜5%が失われるとされています。気温が高いとその分蒸発量が増えます。
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