世界で一番高価なウイスキーは? ウイスキーのトリビア10選
マイナビニュース / 2025年2月3日 17時19分
ウイスキー蒸溜所では、穀物をネズミや鳥などから守るために、猫を飼っていた歴史があります。これらの猫は「ウイスキーキャット」や「ディスティラリーキャット」と呼ばれ、世界中の蒸溜所で活躍しました。
特に有名なのは、スコットランドのグレンタレット蒸溜所にいた「タウザー」という猫です。24年間で2万8,899匹のネズミを退治したという驚異的な記録を持っています。ウイスキー造りを陰から支える、かわいい名脇役と言える存在です。
(9)カナディアンウイスキーの品質が向上した理由
1920年代アメリカの禁酒法時代、多くのギャングがお酒の密造や密輸に手を染めたのは有名なエピソードです。その際、アメリカにカナディアンウイスキーが大量に密輸され、大きな需要が生まれました。ここで生産技術や品質管理が大きく向上し、現在の優れた味わいのカナディアンウイスキーにつながったのです。歴史の皮肉とも言える出来事ですが、これがカナディアンウイスキーのブランド力を高めるきっかけとなりました。
(10)熟成年数の表記はブレンドしている原酒の中で最も若い年数
ウイスキーのラベルには、「12年」「25年」などの熟成年数が表示されることがあります。実はこれ、ブレンドしている原酒の中で最も若いものの熟成年数を示しています。つまり「12年」と書かれていても、美味しくするために20年や30年熟成の原酒が含まれている場合があるのです。反対に、最も古い原酒を表記できるわけではありません。ウイスキーの年数表記は、最低熟成年数をラベルに記載するというルールがあるためです。
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ウイスキーには数えきれないほどの物語が詰まっています。生産地や製法はもちろん、歴史や文化、そこに関わる人々や猫までもが、ウイスキーの魅力を深めているのです。トリビアを知っておくと、関連するウイスキーをさらに楽しく飲めることうけあいです。
柳谷智宣 やなぎや とものり 1972年12月生まれ。1998年からITライターとして活動しており、ガジェットからエンタープライズ向けのプロダクトまで幅広い領域で執筆する。近年は、メタバース、AI領域を追いかけていたが、2022年末からは生成AIに夢中になっている。 他に、2018年からNPO法人デジタルリテラシー向上機構(DLIS)を設立し、ネット詐欺の被害をなくすために活動中。また、お酒が趣味で2012年に原価BARを共同創業。 この著者の記事一覧はこちら
(柳谷智宣)
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