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世界で一番高価なウイスキーは? ウイスキーのトリビア10選

マイナビニュース / 2025年2月3日 17時19分

この現象は、熟成中の樽内における風味変化にも影響を与え、ウイスキーに独特の深みを加える要因のひとつとなります。蒸発した分は天使たちへの捧げ物と考えられ、このロマンチックな呼び名が付けられました。

また、ウイスキーが樽材に吸い込まれることで樽内に残る量が減ることを「デビルズカット(悪魔の分け前)」と呼ぶこともあります。熟成中に樽の内側へと吸収されたウイスキーは、樽を空にした後も木材に残ります。近年、この「デビルズカット」を特殊な技術で抽出し、その水をウイスキーの度数調整に利用することで風味をより豊かにする製法が取り入れられています。この名称は、エンジェルシェアに対するユーモラスな対比として生まれました。

(6)1本8億円!? 世界で一番高価なウイスキーは?

世界で最も高価なウイスキーとして知られるのが、「Isabella's Islay」です。その価格は約620万ドル(約8〜9億円)とも言われ、装飾を施した豪華なデキャンタに5,000個以上のダイヤモンドと250個のルビーがあしらわれていることがおもな理由です。もちろん中身のウイスキーも非常に高品質なアイラのシングルモルトですが、芸術品としての価値が際立っています。

「The Macallan 1926」というウイスキーも、サザビーズのオークションで約4億円という高値が付き、話題を集めました。中身は60年物のマッカラン。オークションに出されたボトルとしては最高値となります。有名アーティストが手描きでラベルにデザインを加えているなど、希少性や芸術性が評価されています。

現代でも入手可能なウイスキーで特に高価なものとしては、「山崎55年」や「軽井沢48年」といったジャパニーズウイスキー、マッカランの長期熟成シリーズなどがランキングのトップ10を占めます。

(7)映画「地面師たち」では珠玉のウイスキーがたくさん登場した

ウイスキーは映画の中にも登場し、作品を彩ります。たとえば「スパイ・ゲーム」では、ロバート・レッドフォードが演じるCIA工作員がドイツのバーで「ザ・グレンリベット18年」を飲むシーンが印象的で記憶に残りました。

近未来SF映画の「ブレードランナー」では、「ジョニーウォーカー ブラックラベル」がたびたび登場します。主人公がダークな世界観の中でウイスキーを傾ける姿は、作品の雰囲気を一層引き立てています。

日本のドラマや映画でも、レアなウイスキーが注目を集めることがあります。ドラマ「地面師たち」では、「ブラックボウモア」や「ポートエレン」など、コレクター垂涎のウイスキーが登場します。いずれも既に入手困難になっているため、ファンとしては興味と羨望が尽きません。
(8)その昔、ウイスキー蒸留所のネズミを捕るために猫が飼われていた

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