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「宇宙を作る」シミュレーション天文学への招待 第3回 シミュレーションが解き明かす太陽の謎 - 黒点とフレアのメカニズム

マイナビニュース / 2025年2月5日 7時1分

また、太陽観測衛星ひのでの後継機である高感度太陽紫外線分光観測衛星「SOLAR-C」が2028年度にイプシロンSロケットによって打ち上げられる予定だが、このプロジェクトには鳥海准教授も参加しており、その打ち上げが成功すれば、これまでにない高精度な比較研究が実現するという。この次世代観測とモデリングの比較も、今後の楽しみな点の1つとしている。

このように、アテルイIIなどを活用した数値シミュレーションにより、太陽内部の熱対流が磁束管の浮上の成否を決めることが解明された。また、対流の渦運動が黒点を回転させることで、磁束管に変型・ねじれを生じさせ、その結果としてフレアを発生させる黒点が形成されることも明らかにされた。アテルイIIIによって、さらに太陽内部の見えない部位の謎が解き明かされることが期待される。

なお最終回となる次回は、天の川銀河がどのようにして現在の大型銀河にまで成長してきたのかを探る研究に迫る。
(波留久泉)



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