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『べらぼう』唐丸が蔦屋の銭箱を見つめるシーンに視聴者最注目 第5話画面注視データを分析

マイナビニュース / 2025年2月9日 6時0分

また、源内は開発中の中津川鉱山の出資者たちと衝突するが、田沼意次(渡辺謙)に援助を求め、鉄ではなく炭を扱う方針へ転換し、出資者たちとの話に折り合いをつけた。今回は前半の注目度が高く、典型的な悪役である向こう傷の男が、蔦重たちにどのように災厄をもたらすのかに多くの関心が集まったことが視聴データからうかがえる。

注目度トップ3以外の見どころとしては、中津川鉱山の船頭役として、元プロレスラー・佐々木健介が登場したことが挙げられる。現役時代に「マッスルボルケーノ」や「爆走重戦車」と呼ばれた佐々木の迫力は今も健在だ。演技とはいえ、佐々木にすごまれた安田はどんな気持ちだったのだろうか。

人質として捕らわれた源内の相方・平秩東作だが、源内とは非常につながりの深い人物で、戯作者・狂歌師・漢詩人としての顔を持ちながら煙草商を営む実業家でもあった。源内ばりに所持スキルが多い。少し先の話になるが、東作は源内の死後、その遺体を引き取ったと伝わっている。

今回、源内が求めた「株仲間」は同業の商人や手工業者が、幕府の許可を得て結成した独占的な組合。田沼時代には積極的に公認されていた。冥加金を納める代わりに、営業の独占権や様々な特権を与えられ、同業者間の相互扶助、価格の維持、品質の管理、新規参入者の制限などを行った。そのため、源内は薪炭問屋の主人(綾田俊樹)を探して蔦重を訪ねたのだ。

また、今回初登場を果たした里見浩太朗もさすがの存在感を発揮していた。須原屋の「申椒堂」は書物問屋と呼ばれ、歴史書・辞書・医書など専門的な内容の本を扱う問屋。1774(安永3)年には、蘭方医である杉田玄白・前野良沢・中川淳庵らの翻訳した『解体新書』を刊行している。同じ出版業界でも、蔦重の周囲の問屋とはずいぶんと毛色が違うが、今後の蔦重にとっては心強い味方となってくれるのだろうか。

里見浩太朗は御年88歳。言わずと知れた時代劇の重鎮だ。『水戸黄門』では、水戸光圀・佐々木助三郎・渥美格之進の三役を演じた唯一の御仁である。大河ドラマは、1993年『炎立つ』第一部、2002年『利家とまつ~加賀百万石物語~』、2010年『龍馬伝』、2023年『どうする家康』に続いて5度目の出演になる。『炎立つ』では、渡辺謙演じる藤原経清の舅である安倍頼時を演じた。『べらぼう』では32年ぶりに渡辺との共演のシーンが用意されているのだろうか。

余談だが、今回が放映された2025年2月2日は暦の関係で、例年より1日早い節分となった。千葉・成田山新勝寺では毎年恒例の豆まきが行われ、『べらぼう』出演者の横浜流星、小芝風花、安田顕、渡辺謙という主要メンバーがそろって参加した。SNSでもこの豪華すぎる豆まきは大きな盛り上がりを見せた。

きょう9日に放送される第6話「鱗剥がれた『節用集』」では、蔦重は鱗形屋と新たな青本の出版を計画する。そんな折、須原屋から『節用集』の偽板の話を聞き、蔦重は胸中にある疑惑を抱く。また、幕府内では田沼派に危機が迫る。
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