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Dynabookが考えるAI PCは「お互い共栄できる関係」 - 14型Copilot+ PC「XP9」、AI機能を深堀り

マイナビニュース / 2025年2月11日 12時46分

画像提供:マイナビニュース

Dynabookが1月23日に発表した「dynabook XP9 CHANGER」(個人向け店頭モデル名称。法人モデルは「dynabook X94」、Web専売モデルは「dynabook XPZ」)は、これまでの同社“CHANGER”同様に劣化したバッテリーパックをユーザー自身で交換できる「セルフ交換バッテリー」を主要な訴求ポイントとしている。

しかし、それと合わせて「当社(=Dynabook)が考えるAI時代を牽引するモバイルノートPC」(同社Webページに掲げられた文章)として「Copilot+PC準拠」を訴求していることも見逃せない。

*【 関連記事】:Lunar Lake搭載のdynabook! セルフ交換バッテリー搭載の14型Copilot+ PC「XP9」が4月発売

NPUを組み込んだIntelのCPU「Meteor Lake」「Lunar Lake」プロセッサーファミリーが訴求する「AI PC」を、Dynabookも2024年から自社製品のプロモーションで積極的に打ち出している。dynabook XP9 CHANGERでいうところの「AI時代を牽引するモバイルノートPC」「Copilot+PC準拠」も、その系列の訴求といえるだろう。

しかし、Dynabookの“中の人”に話を聞くと、その流れとは別の、独自に描いているAI PCの将来像があるという。“中の人”たちは、どんな思いで AI PCと訴求しているのだろうか。その意味を深掘りすべく、Dynabook商品統括部統括部長の須田純一郎氏と、Dynabook商品統括部商品企第三担当(筆者注:ソフトウェア開発担当)グループ長の渡辺淳史氏に話を聞いた。

AI PCはスタンドアローンでAIが使えることが利点

インタビューの冒頭から須田氏は「AI PCなのですが、正直に申しますと業界で何がAI PCなのかという明確な基準というのはなく、皆さんいろんな視点で呼んでいるのが現実ですね」と、なかなか“ぶっちゃけた”発言をぶつけてきた。「ただ、基本的に一貫して言えるのは、ローカルでAIの推論を行うことができるPCということでAI PCは定義されています」(須田氏)

その上で、「じゃ、それをAI PCと呼ぶと何がいいのかっていうと、はっきり言ってしまうと“スタンドアローンでAIが使えるようになる”、これが1番のメリットになります」と単純明快に示してくれる。「セキュリティーの観点でいうと外に情報漏れません。これは非常に大きなアドバンテージ」(須田氏)

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