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変革の軌跡~NECが歩んだ125年 第13回 スパコン世界一になった地球シミュレータと、未来へ駆ける量子コンピュータ

マイナビニュース / 2025年2月11日 12時0分

社会課題の解決に向けても量子技術は活用されている。

NECが、東北大学や北海道大学などと共同で開発している「津波災害デジタルツイン」では、「SX-Aurora TSUBASA」による疑似量子アニーリング技術および量子アニーリング技術を併用して、津波災害発生時の社会への影響を予測するほか、被害を最小化したり、回避したりするために最適な対応を、組み合わせ最適化問題として導き出すことに取り組んでいる。量子技術により得られた最適解が、現実世界での望ましい災害対応となるように検証を実施しているところだ。2027年度には、「津波災害デジタルツイン」の完成を目指している。

そして、NECでは、量子ゲート型量子コンピュータ領域においても、研究開発を進めている。NECでは、科学技術振興機構(JST)による研究開発プロジェクト「超伝導量子回路の集積化技術の開発」に参加し、超伝導量子回路の集積化技術の開発に取り組んでいる。この技術を活用することで、超伝導量子ビットの大規模化や高集積化が可能になると見込まれている。長期的な取り組みにはなるが、2050年には、大規模な超伝導量子コンピュータの実現を目指すという。

「量子コンピューティングの元祖」であるNECは、いまでも量子技術の進化に向けて、研究開発の歩みを進めている。
(大河原克行)



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