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外から日本を見ることでもたらされた鮮烈な経験。桑島薫写真展「あわいのまにまに」

NeoL / 2022年7月27日 20時0分

外から日本を見ることでもたらされた鮮烈な経験。桑島薫写真展「あわいのまにまに」



金柑画廊は、8月6日(土)から8月28日(日)まで、 桑島薫の東京初となる写真展 「あわいのまにまに」を開催。
今回の展示は、「京焼今展2019」の記録撮影の時の写真で構成された京都・大阪での個展 “light, shadow, turn, shadow, light” を、新たなタイトルで再編成したものとなる。タイトルである「あわいのまにまに」は古語の「あわい(あはひ)」と「まにま-に」という2つの言葉から成る。桑島薫はサンフランシスコにて写真を学び、日本に帰国後関西を拠点にフォトグラファーとして活動。外から日本を見ることで、日本が新たなものとして意識されるようになり、彼女にとって未知ともいえる文化を持つ“日本”は外国へと変容する。遠い時代に書かれた日本語が今の私たち日本人には学ぶこと無くしては読むことができなくなってしまった。古い日本文化に触れる機会となった京都への小さな旅は彼女に新鮮で鮮烈な経験をもたらした。




「あわい」
間(あいだ・ま)。物と物のあいだ、事と事の時間的なあいだ、人と人の間柄、色の取り合わせ、機会、タイミング。
「まにま-に」
まにま。物事の成り行きに任せての意である、~のままに、~に任せて。物事が進むにつれての意である、~とともに。



「あわいのまにまに」


行っては帰るを繰り返す
街と街を、空間を、まぶしい光と柔らかい影を、今と昔を
行き来する感覚に身を委ねる
そこへお邪魔している私はそっと息を潜め見つめながら静かに興奮している
まばたきとまばたきの波のまにまにただよいながら
目の前で流れる出来事にはっと心を奪われる
あはいをすくいとるように切り取る
フラッシュバックする
知りえない彼方のあなたをそこに見る
とたんにうつつの波間に消えていく


桑島薫








桑島薫写真展「あわいのまにまに」
Kaoru Kuwajima "Awai no Manimani"
2022.8.6 Sat. – 8.28 Sun.
Thu, Fri, Sat, Sun and Holidays
12:00 - 19:00
場所:金柑画廊 153−0063目黒区目黒4−26−7
tel: 03−5722−9061
HP:www.kinkangallery.com
※除菌スプレーを入り口に設置し、定期的な空気の入れ替えなど実施しております。来場される際には、マスクの着用、入り口での除菌をお願いいたします。
※新型コロナウイルス感染症の拡大防止のため、安全を考慮して入場制限をさせていただく場合がございます。
※イベントなどの情報は、WEB、SNSなどで随時告知させていただきます。




桑島薫
香川県生まれ。2000年渡米、映像に影響を受けファッションフォト、ポートレートをAcademy Art University, San Franciscoにて学ぶ。2004年帰国。作家活動、雑誌、広告ともに、近年は手仕事や地域の魅力を伝える撮影に携わる。光と影を追い求めた情景や、真っ直ぐに被写体を見つめたポートレートなど、クリアな視点を持った写真作品である。主なプロジェクトに「農家アート」、Google Cultural Institute「日本の匠」、「京焼今展」などがある。


www.kaorukuwajima.com
Instagram | @kaoru.kuwajima

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https://www.neol.jp/art-2/

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