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も〜いーくつね〜る〜と〜お正月〜 - ふるまい よしこ 中国 風見鶏便り

ニューズウィーク日本版 / 2014年2月2日 12時11分

1. 元旦:1月1日のみ1日。
2. 春節:1月31日から2月6日まで7連休。1月26日(日)、2月8日(土)は振替出勤。
3. 清明節:4月5日が土曜日なので、4月7日(月)も休み。
4. メーデー:5月1日(木)から3日(土)まで3連休、5月4日(日)は振替出勤。
5. 端午節:6月2日(月)、その前の週末と合わせて3連休。
6. 中秋節:9月8日(月)、その前の週末と合わせて3連休。
7. 国慶節:10月1日(水)から7日(火)の7連休。9月28日(日)、10月11日(土)は振替出勤。

 この発表はちょっとした不満を引き起こした。というのも、今年の旧正月休みは1月31日から。つまり、この手配では原則上、大みそかまで出勤しなければならず、故郷に帰る人が移動できるのは正月初日ということになってしまう。例年のように正月前1〜2日から休みになると思い込んでいた人たちにとっては番狂わせもいいところだ。

 中国人のお正月にとって大事なのは正月を自宅で迎えることもそうだが、そのうち一番重要なのが大みそかに遠方に住む家族たちも一緒に集まって囲む「団年飯」と呼ばれる夕食である。大みそかまで仕事となれば、地元で働く人以外は「団年飯」には間に合わない。つまり、多くの人たちは「団年飯」の時間までに故郷にたどり着くためにどうしても有給休暇を取るしかない。だが、一年に限りある有給休暇を今年は「休日弁公室」の決定のお陰で、無理やり使わされるのは理不尽だと考える人もいる。

 それでも少なからずの人たちが大みそかを待たずに有給休暇を使って都会を後にしたようで、27日から(正式には26日の日曜日から)始まった正月前最後の週は北京の街もすでに閑散としていた。

 だが大みそかまで職場を離れられなかった人たちの間には、この手配に怒りを抑えきれなかった人たちも多く、大みそかにあたる1月30日にネットで、「休日弁公室の代表電話に電話をかけろ!電話番号は010-...」という呼びかけが飛び交った。

 というのも、最後の最期までオフィスに詰めていた人たちは知っていた、政府の「休日弁公室」が大みそかまでを正式な出勤日と決めたにも関わらず、実際にはすでにこの週になって次々と政府オフィスが開店休業状態になっていることを。つまり、下っ端の人たちは出てきているが、お偉いさんたちはすでに姿を見せなくなっている。ならば、ぼくらを大みそかまで出勤させている、当の「休日弁公室」の連中は本当に大みそかに出勤しているだろうか...

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