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ゲーム研究の現在――「没入」をめぐる動向

ニューズウィーク日本版 / 2016年7月17日 15時28分

 現代の都市生活者にとって日々の「現実」の大部分はデジタルメディアを媒介して構成されている。それこそが――背を向けることはできても――否定しようがない「現実」である。そうした時代にあって、デジタルメディアの伴侶として発展してきたゲームが、娯楽や産業の域には収まらない価値と意義を持つことは明らかだ。ゲーム研究は、今日のわれわれが「人間とは何か」を理解する上でもっとも重要なディシプリンであると言って過言ではない。

[執筆者]
吉田 寛(立命館大学大学院先端総合学術研究科教授) Hiroshi Yoshida
1973年生まれ。東京大学大学院人文社会系研究科博士課程修了(美学芸術学専攻)。博士(文学)。東京大学大学院人文社会系研究科助教などを経て、現職。専門は美学、感性学、表象文化論。著書に『絶対音楽の美学と分裂する〈ドイツ〉』(青弓社、サントリー学芸賞)。

※当記事は「アステイオン84」からの転載記事です。






『アステイオン84』
 特集「帝国の崩壊と呪縛」
 公益財団法人サントリー文化財団
 アステイオン編集委員会 編
 CCCメディアハウス


吉田 寛(立命館大学大学院先端総合学術研究科教授)※アステイオン84より転載


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