今がベストなタイミング、AIは電気と同じような存在になる
ニューズウィーク日本版 / 2016年12月8日 16時30分
20年先から振り返るならば、「20年前はチャンスが山のようにあった、この素晴らしい時期はもう二度と再現されることはない」と思えるでしょう。最もパワフルで、これから20年支配的な存在となる製品は存在するどころか、まだ発明さえされていないのです。それは誰かが発明しなければなりません。何をするにも決して遅過ぎることはないのです。
WEB限定コンテンツ
(2016.7.22 港区の電通ホールにて取材)
text: Yoshie Kaneko
photo: Kei Katagiri
※インタビュー後編:AIにできない人間のミッションは、答えのない問いを模索すること
ケヴィン・ケリー氏のウェブサイト。オンラインに投稿した記事やインタビュー記事が閲覧できるほか、テーマごとに体系化されたブログやウェブサイトなどもまとめられている。
http://kk.org/
ケリー氏の新著『〈インターネット〉の次に来るもの――未来を決める12の法則』(服部桂訳、NHK出版)。原題は「不可避」を表す『THE INEVITABLE』。刊行直後からAmazonのランキングで上位につけるなど注目度は高い。
* 「Quantified Self」のウェブサイト。http://quantifiedself.com/
東京のメンバーが立ち上げたサイト「Quantified Self Tokyo」もある。http://qs-tokyo.com/
ケヴィン・ケリー(Kevin Kelly)1952年生まれ。著述家、編集者。1984~90年までホール・アース・カタログやホール・アース・レビューの発行編集を行い、93年に雑誌WIREDを創刊。99年まで編集長を務めるなど、サイバーカルチャーの論客として活躍してきた。現在はニューヨーク・タイムズ、エコノミスト、サイエンス、タイム、WSJなどで執筆するほか、WIRED誌の"Senior Maverick"も務める。著書に『ニューエコノミー 勝者の条件』(ダイヤモンド社)、『「複雑系」を超えて――システムを永久進化させる9つの法則』(アスキー)、『テクニウム――テクノロジーはどこへ向かうのか?』(みすず書房)など多数。
※当記事はWORKSIGHTの提供記事です
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