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米国防総省の極秘調査から出てきたUFO映像

ニューズウィーク日本版 / 2017年12月18日 15時0分

<UFOやエイリアンの脅威を信じた米上院議員らの提案で発足したプロジェクト>

米国防総省に、未確認飛行物体(UFO)と地球外生命を調査する極秘のプログラムが存在したことがわかった。米軍兵士の目撃情報も明らかになった。

国防総省によれば、この「先端航空宇宙脅威特定計画」は発足から5年後の2012年に終了したという。

ニューヨーク・タイムズ紙が12月16日に明らかにしたこの計画は予算の打ち切りと共に終了したと国防総省は主張するが、支持者たちはまだプログラムは存在すると言う。以下は、今回明らかになった資料に含まれていた奇怪な目撃情報の一部だ。

UFOの目撃情報を調べるため、ラスベガスのビルを改築し、UFO由来とみられるあらゆる物質を保管できるようにした。報道によれば、合金やプラスチックが含まれているという。

またこのビルの一画には、これらの物質に接触することで肉体的精神的な変化を体験したという人々を調べる場所もあった。

この施設では、見たところ推進装置も揚力もないのに空中に浮いている飛行物体も目撃されている。

米軍機が見たもの

国防総省が調査したUFOの一つは、オーラを放ちながら回転し、高速で飛んでいた。海軍機F/A-18スーパーホーネットが捉えた映像があるが、国防当局は目撃された日時や場所などの情報を一切渡そうとしない。



この飛行物体を目撃した海軍のパイロットらの音声記録によれば、UFOは一機だけでなかったらしい。「奴らの一群がいるぞ」と、一人のパイロットは言い、他のパイロットはこう答えた。「ウソだろう。奴らはみな風に逆らって飛んでいる。200キロ近い風速なのに。あれを見ろ」

国防総省は、プログラムが立ち上がる前に米軍機のカメラが捉えたビデオも調べている。

2004年のビデオには、カリフォルニア州サンディエゴ沖を飛ぶ明るい卵型の物体が映っている。物体を追跡した戦闘機のパイロットによれば、旅客機ほどの大きさだったという。

先端航空宇宙脅威特定計画の予算は、国防総省の年間予算の0.004%と小さかった。10年以上も存在が知られなかったのは、一つにはそのためだ。それでも予算がついたのは、ネバダ州のハリー・リード上院議員(民主党)らUFOを信じる一部議員のおかげだ。

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アンソニー・カスバートソン

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