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【医療】セカンドオピニオンをもらうには、どうしたらいい?

ニューズウィーク日本版 / 2019年2月18日 16時40分

<医療機関がセカンドオピニオン外来を設けるなど、セカンドオピニオンの取得は以前よりはるかに容易になった。その方法をわかりやすく解説>

「人生100年」時代と言われる今日1。社会で可能なかぎり元気で活躍するために、健康への関心は総じて高く、インターネットを通じて様々な情報も入手できます。自身が病気にかかったとき、医療機関、治療法などについても、より良い選択をしたい、より多くの判断材料を求めたいという意識は自然に高まっているでしょう2。以下では、そんな状況に際して活用される「セカンドオピニオン」について見てみましょう。

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1 厚生労働省ウェブサイト「「人生100年時代」に向けて」
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000207430.html、2019年2月7日取得
2 『第七次香川県保健医療計画』、第4章 疾病・事業ごとの医療連携体制の現状・課題と対策、平成30年3月

1―セカンドオピニオンは担当医とは別の医師による「第2の意見」です。転院、治療などは含まれません。


セカンドオピニオンとは、患者が納得のいく治療を選択できるように、担当医の意見(ファーストオピニオン)とは別に、担当医以外の知識や経験が豊富な専門の医師の意見(セカンドオピニオン)を求めることです3。

また、あくまで医師へ相談し、意見を求めるものであり、ここに転院や治療などの診療行為は含まれない点についても留意が必要でしょう。セカンドオピニオンを受けるには、患者(またはその同意を得た家族)が医療機関に設置されたセカンドオピニオン外来に申し出ることになります。また、自身が希望して受診した場合は自由診療になるため、健康保険が適用されません。全額自己負担となることから、具体的な費用は医療機関が指定した費用を支払うことになります4。

セカンドオピニオンの利点としては、同じ診断や治療方針が示されたとしても、専門的な見解を得ることで、病気に対する理解が深まることが挙げられるでしょう。また、別の治療法が示されてとしても選択肢の幅が広がり、より納得できる治療法を検討することができます。

まず、現在の治療をしっかり理解し、医師としっかりコミュニケーションをとることが大事ですが、現在の診断や今後の治療方針が最良であるかを確認したいときに利用するとよいでしょう。

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