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なぜ、日本は<異端>の大学教授を数多く生み出したのか

ニューズウィーク日本版 / 2019年6月27日 19時10分

大学院で文学を研究したという学術的経験がないと学生指導も無理である。小説の書き方を教えるのであれば、カルチャー・スク-ルや専門学校レベルで十分だと考えるのは筆者の思い込みであろうか。

このように、作家・評論家は大学における教育と研究を行うだけの教育・研究業績と学位(少なくとも修士学位は必要)がないにもかかわらず、安定した経済的報酬があるということで、大学教員として大学にもぐり込んでいるのが実情なようである。

[筆者]
松野 弘
社会学者・経営学者・環境学者〔博士(人間科学)〕、現代社会総合研究所理事長・所長、大学未来総合研究所理事長・所長、一般社団法人ソーシャルプロダクツ普及推進協会理事・副会長等。日本大学文理学部教授、大学院総合社会情報研究科教授、千葉大学大学院人文社会科学研究科教授、千葉大学CSR研究センター長、千葉商科大学人間社会学部教授等を歴任。『「企業と社会」論とは何か』『講座 社会人教授入門』『現代環境思想論』(以上、ミネルヴァ書房)、『大学教授の資格』(NTT出版)、『環境思想とは何か』(ちくま新書)、『大学生のための知的勉強術』(講談社現代新書)など著作多数。


松野 弘(社会学者、大学未来総合研究所所長)


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