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【TWICE、Stray Kids他インタビュー】「まだ完全に理解されているわけではない」...世界を席巻した、Kポップはどこに向かうのか?

ニューズウィーク日本版 / 2023年12月15日 12時35分

それでも個人的には、Kポップグループのグローバル化は音楽業界全体の利益になると考えている。

JAKOPS XGは韓国で活動を開始したが、彼女たちの音楽はKポップではなく「Xポップ」と呼んでいる。特定の国の音楽を表現するにとどまらず、世界中の人に共有される音楽やパフォーマンスを展開していきたいという野心が込められているんだ。

ロドリゲス 今やKポップはグローバルなジャンルだ。世界中にファンがいるし、SMエンターテインメント傘下のアーティストは本当の意味でグローバルな域に達している。

世界に需要があるとなれば、アーティストとしては当然、できるだけ多くの人の心をつかみたいだろう。これだけいろいろプラットフォームがあればクリック1つで数百万人にアピールできるし、その気になれば世界中のファンにリアルで会える。

TWICE TODD OWYOUNGーNBC/GETTY IMAGES

──Kポップは競争の激しい市場だが、どうやって作品が埋もれないようにクオリティーを保っているのか。

バンダーウィース うちのソングライターはメロディーや歌詞やサウンド作りに凝りたがるし、次はもっといい作品を作ろうと奮闘する。精いっぱい作り込んだデモ音源を渡したら、あとはレコード会社にお任せ。曲を完成させるのは彼らの仕事だ。

モモ(TWICE、27歳) 秘訣が分かるなら、教えてほしい。私の場合は、曲のコンセプトを表現することにベストを尽くしている。それから限られた時間の中でダンスをシンクロさせようと、メンバー全員ですごく努力している。

ダヒョン(TWICE、25歳) TWICEらしさを保ちつつ違う面も見せようとひねりを加えたりもする。

マッキノン グレートであれ。時間がかかってもいいから、正しくやれ。グレートであれ。人脈は賢く使え。グレートであれ。ポジティブな姿勢をキープしつつ、自分に忠実であれ。グレートであれ。自分勝手になるな。グレートであれ。

JAKOPS XGの独自性を確立する際に土台にしたのは、メンバーそれぞれの個性だ。システムよりも人間を重視するのがこの業界。メンバー7人の個性を見いだし開花させることが最強の武器になると考えて、5年以上やってきた。

チームワークも大事だ。どうすればよりビッグでクオリティーの高いプロジェクトを実現できるか、XGのメンバーを中心に毎日アイデアを出し合う。時間も手間もかかるが、チームワークが全てと言っても過言ではない。レベルを上げたいなら、みんなで練習を重ねるしかない。

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