1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. 芸能
  4. 映画

【TWICE、Stray Kids他インタビュー】「まだ完全に理解されているわけではない」...世界を席巻した、Kポップはどこに向かうのか?

ニューズウィーク日本版 / 2023年12月15日 12時35分

ヒョンジン(Stray Kids、23歳) 自分のスタイルさえ見つかれば、グループ全体のアイデンティティーがもっと明確になって、ファンの心もつかみやすくなると思う。その枠内においてコンセプトやスタイルの多様性があれば、似たような曲の繰り返しも避けられるだろうし、グループの独自性も高まるだろう。

アイエン(Stray Kids、22歳) 一番大事なのは、能力を磨く努力をひたすら続けることだ。個人としての改善がなければ、さらに大きな規模でも成功を重ねるというのは難しくなる。

ロドリゲス 新しいプロジェクトは常に音楽から始まる。音楽が創造性に火を付けるのだ。楽器ごとの編曲やテンポ、歌詞、曲のコンセプトといったものがビジョンを動かす。

手当たり次第に試しているというのは当たらない。これはビジョンに命を吹き込む創造的なプロセスで、音楽的にもビジュアル的にもそうしたプロセスを経て、作品は大衆の元に届けられる。

──多くのアーティストが世代をまたいで活躍しているのに、「次世代のKポップ」を探せという動きが活発だ。どうしてだと思うか。

ミナ(TWICE、26歳) どの世代にもそれぞれのトレンドや特色特徴がある。みんなが世代分けをしようとするのは、それぞれの世代をそれぞれの色によって記憶し、大切にしたいから。「次の世代」に対しても、同じことをしたいのだと思う。

ジヒョ(TWICE、26歳) みんながあまり世代のことを気にしないで、私たちの音楽を楽しんでくれるとうれしいのだけれど。

ロドリゲス 音楽を世代として見るということは、1人のアーティストをデビューから、キャリアのさまざまな地点を経て育っていくのを見守ることだという考え方もある。

企業としての立場で言えば、私たちは常にアーティストの成長を見守っている。最近のアメリカのレーベルはこういうことをあまりやらなくなった。

──これからの数年でKポップはどこに向かうのだろうか。

ジョンヨン(TWICE、27歳) 今のKポップは、美しくて才能にあふれたグループぞろい。だからこそ、その年齢に合ったコンセプトや音楽をもっと見られればと思う。

ツウィ(TWICE、24歳) アーティスト同士のコラボレーションがもっと増えればいいと思う。すごく意外性があるし、楽しい要素だから。

ビンス アメリカ発のポップ音楽はただの「ポップ」であって「アメリカンポップ」とは言わない。音楽の世界では地域の垣根が失われつつあり、どこ発の音楽であれ、ヒットすれば単に「ポップ」と呼ばれる時代が来るだろうと思う。

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

複数ページをまたぐ記事です

記事の最終ページでミッション達成してください