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新NISAスタート! 運用成績が良い「日本株」投資信託5選...今後の人気はアクティブ投信へ?

ニューズウィーク日本版 / 2024年2月14日 7時25分

このファンドの投資戦略は、名称からもわかるとおり、バリュー株投資を基本としています。ファンドマネージャーが考える将来の企業収益予想などから算出される投資価値から見て、現在の株価が相対的に割安と判断される銘柄を選定します。

2023年12月末の組み入れ比率上位は、業種別では化学、情報・通信業、小売業などの景気敏感・内需ディフェンシブセクターをバランスよく組み入れています。

個別銘柄では積水樹脂<4212>、九州電<9508>、ブロードリーフ<3673>、マルゼン<5982>などの割安な中小型株が組み入れ比率上位です(参考>https://www.nomura-am.co.jp/fund/monthly1/M1140215.pdf)。

新NISA対象で運用上手の日本株ファンドは?

過去1年間でのシャープレシオ上位2銘柄を紹介しましたが、残念ながら、いずれも新NISAの対象外です。

新NISAの対象となっている投資信託の中でシャープレシオ上位の日本株ファンドは、SOMPOアセットマネジメントが運用する「好配当ジャパン・オープン(愛称:株式時代)」です。過去1年で基準価額は31%上昇し、シャープレシオは3.47。2006年2月設定とそれなりに長く、純資産総額も53億円です。

(参考記事)日本版・配当貴族指数が誕生 その魅力とインフレ時代に人気の理由

運用方針はファンド名が示すとおり、配当利回りに着目して銘柄を選別します。日本を代表する300銘柄からなる「日経株価指数300」の構成銘柄をベースとしつつ、全上場銘柄から好配当と割安性に着目した銘柄に投資します。

2023年12月末時点では、業種別の組み入れ比率は銀行業と化学が上位でそれぞれ1割弱、次いで電気機器、輸送用機器、サービス業などに分散投資しています。

個別銘柄の組み入れ比率上位は三井住友フィナンシャルグループ<8316>、キリンホールディングス<2503>、本田技研工業<7267>、リンテック<7966>などです(参考>https://www.sompo-am.co.jp/fund/0898/rm.pdf)。

過去1年で最も資金が流入した日本株ファンドは?

続いて、直近1年間で最も資金が流入した=投資家に支持されてお金が集まったファンドを、ランキングで見ていきましょう。

SBI岡三アセットマネジメントの「日本好配当リバランスオープン」が流入資金総額1145億円でトップとなりました。純資産総額は1745億円にのぼり、日本株ファンドの中では比較的上位です。運用の上手さを示すシャープレシオは2.92。新NISAの成長投資枠の対象ファンドです。

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