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バルト海でGPS妨害が頻発、ロシア軍が「ハイブリッド戦争」を展開か!?

ニューズウィーク日本版 / 2024年4月2日 17時0分

カリーニングラードに近接するリトアニアの監視塔 SEAN GALLUP/GETTY IMAGES

<ポーランドとスウェーデン上空で「GPSスプーフィング」が発生し、わずか48時間で、1614機の航空機が影響を受けた。ロシアの軍事的要衝カリーニングラードが攻撃源とみられている>

偽の無線信号を発信して受信機をだまし、航空機のナビゲーションシステムを妨害する「GPSスプーフィング」が過去数カ月間にわたってバルト海沿岸地域や中東で頻発している。

こうした妨害行為を追跡しているオープンソースの情報アカウントによれば、3月22~24日にポーランドとスウェーデン南部上空でGPSスプーフィングが発生。わずか48時間余りの間に、多数の民間機を含む1614機が影響を受けたという。

攻撃はバルト海に面したロシアの飛び地カリーニングラードから行われている可能性が高いと周辺諸国はみている。カリーニングラードはNATO加盟国であるポーランドとリトアニアに挟まれた旧ドイツ領で、ロシア海軍にとっては重要な軍事的要衝だ。

ロシア軍はここに電子戦のリソースを集約させており、従来型の戦闘手段と組み合わせた「ハイブリッド戦争」の一環として電子攻撃を行っているとみられる。

バルト海上空を飛行中の航空機がGPS信号の妨害を受ける

    

エリー・クック

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