1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. ライフ
  4. ライフ総合

リーダーこそ「自分にやさしく」...食生活の人間関係への影響、休み上手の4法則を知る

ニューズウィーク日本版 / 2024年12月27日 6時30分

不健康な食事は同僚との人間関係を悪くする

新田さんは、もちろん食事が健康に直結することを知っていました。

しかし、店舗回りで移動が多く、どうしても外食が多くなりがちで、食生活がいいとは決して言えません。

食生活が悪いと、体調を崩しやすくなるだけではありません。同僚との人間関係も悪くなるリスクがあります。食事と人間関係は、いったいどうつながるのでしょうか。

ある大学で、162人の職員に調査をしたところ、職場で不健康な食事をしている職員は、避けられていることがわかりました。いつもジャンクフードなど、不摂生な食事をとっている職員は、だらしないと思われていたのです。

私たちは、だらしない人と一緒に仕事をしたくないと、本能的に思います。そして、そのだらしなさのシグナルが食習慣だったというわけです。

逆に、健康的な食事をとっている職員は、自分を律する力があると思われ、多くの同僚がその職員に協力的だったのです。

もし、みなさんが周りのメンバーが自分に協力的でない、と嘆いていたとすると、その原因は食生活にあるのかもしれません。

とくに、リーダーの一挙手一投足は、メンバーに細かく観察されています。リーダーの食習慣は、一般の社員より、とくに注目されていることでしょう。

不健康な食事は翌日のパフォーマンスを低下させる

では、仕事の時間外での食事は、どうでしょうか。メンバーや同僚が見ていないから、職場の人間関係に影響を及ぼさないと思うかもしれません。

これが違うのです。仕事の時間外の食事も、職場の人間関係に影響を及ぼす証拠が出てきています。

ある研究によれば、仕事のあとに不健康な食事をとると、翌日、自分の殻に閉じこもりがちになっていることがわかりました。不健康な食事の悪影響は、翌日、すぐに職場で現れていたのです。

仕事のあとの不健康な食事とは、次の4つが代表例です。

①仕事のあとに、ジャンクフードを食べすぎた。
②仕事のあとに不健康なお菓子を食べすぎた。
③仕事のあとに食べすぎ、そして飲みすぎた。
④夜、寝る前にお菓子を食べた。

どれも、やってしまいそうな食生活ですよね。こうした不健康な食事をとってしまうと、その翌朝、お腹の調子がよくないなどの、身体症状として現れやすいのです。

ここまでは、そうだろうな、と思いますが、ダメージはそれだけではなかったのです。「あー、食べすぎたぁ。あんなに食べなければよかった」と、罪悪感も覚えてしまうのです。

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

複数ページをまたぐ記事です

記事の最終ページでミッション達成してください