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リーダーこそ「自分にやさしく」...食生活の人間関係への影響、休み上手の4法則を知る

ニューズウィーク日本版 / 2024年12月27日 6時30分

不健康な食事をとると、体だけでなく、心のダメージをくらうという、文字通りダブルパンチを受けてしまうのです。

その結果、その日のパフォーマンスは低下。さらには、周りのメンバーをサポートすることも減り、自分の殻にひきこもりがちになっていました。こうした行動は、リーダーとして致命的です。

新田さんは何を食べるかが、すぐ翌日の仕事のパフォーマンスに直結することを知り、規律ある食生活をしようと、気持ちを新たにしました。少なくとも、不健康なスナックやファーストフードは封印することにしました。

上手に休むための4つのポイント

新田さんは、休みの日も管轄の店舗のことが気になってしまいます。そして、自分が休んでしまうと、そのとき働いている同僚やスタッフの方に申し訳ないという気持ちを感じてしまいます。

新田さんは、上手に休めていませんね。

疲れやすい人は、上手に休めていないことが原因かもしれません。働きすぎが問題なのではなく、休めていないことが問題なのです。

実際、休み上手であればあるほど、心身が健康になり、仕事のパフォーマンスも高まります。逆に、休まないと、パフォーマンスは落ちるのです。

休み上手な人は、休みにどんなことをしているのでしょうか。

仕事が終わった後や、週末の過ごし方のポイントは、「心理的距離」「リラックス」「熟達」「コントロール」の4つです。

「心理的距離」とは、仕事のことや抱えている問題について考えないことです。仕事と切り離された時間をもつということです。休みのときでも、仕事のことをグルグルと考えているのは、「心理的距離」がとれていません。

「リラックス」とは、あくせくせず、ゆったりと過ごすことです。お風呂に長めにつかったり、サウナを楽しんだり、心地よい音楽を聴いたりするとよいですね。

「熟達」とは、新しいことを学んだり、何かに挑戦したりすることです。ボランティア活動や趣味に没頭する時間をもつことです。

「コントロール」とは、休みの時間の使い方を自分で決められることです。誰かに決められた活動はどうしても「こなす」感じになってしまい、よい休みになりません。

つまり、休み上手は、休みを休みとして純粋に楽しんでいるのです。休みは、仕事の疲れを抜くための手段ではありません。仕事のために休みを使うのではなく、自分のために休みを使うのです。

仕事のために休まないという、休み方をしたほうが、結果的には仕事にプラスになります。実際、こうした休み方をすると、仕事のストレスもとれ、仕事への意欲も高まり、パフォーマンスが上がることが示されています。

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