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カリフォルニアの「2045年ゼロカーボン電力」を阻む「これだけの課題」

ニューズウィーク日本版 / 2025年1月23日 18時0分

カリフォルニア州の電気料金が高いのは「山火事のコストを顧客に転嫁した」ことが原因だと、ジェイコブソンも指摘する。これには送電線を地中化する費用のほか、ガスパイプラインの爆発事故やガス漏れ事故の補償金、老朽化したディアブロ・キャニオン原発の稼働費なども含まれる。また、化石燃料由来のガスを工業利用する際の料金はカリフォルニア州が全米で3番目に高く、「アメリカの平均の2倍以上」に達する。

それでも、UCSのスペクトは、カリフォルニア州は余剰エネルギーの貯蔵に関して前進しており、いずれはコスト削減につながるはずだと語る。「カリフォルニアは全米に先駆けて、環境を汚染する搾取型経済から環境に優しい公平な経済への転換を進めている。再生可能エネルギーの縮小は続いているが、主な原因は供給過剰ではなく送電能力の不足にあり、必ずしも大きな問題の兆候ではない」

「困難が待ち受けているが、私たちが犯し得る最大の過ちは、急速な気候変動に対処するために全力を尽くさないことだ......歴史の重大局面で立ち止まるわけにはいかない」

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