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【2019夏アニメ】カッコよくて興奮! 感じる中毒性! ついつい何度も見てしまうアニメOP、EDを集めてみた

ニコニコニュース / 2019年9月27日 11時30分

 多くの夏アニメが最終回を迎え、いよいよ2019年夏クールも終わりが近づいている今日このごろ。

 アニメファン諸氏においては、今期アニメの中でお気に入りのオープニングやエンディングはいくつ見つかっただろうか? 本編に集中しすぎて、ついつい飛ばしてしまう人もいるかもしれないが、演出がすごかったり歌詞や曲調に中毒性があったりと、それを味わわないで季節を超すのはもったいないOP、EDが数多く生まれている。

 そこで本稿では、夏アニメ収めとして、今期アニメの中でとくに印象に残っている見逃せないOPやEDをピックアップして紹介していく。

『ダンベル何キロ持てる?』 OP&ED

 今期アニメのOP、EDを語るうえで、避けては通れないのが『ダンベル何キロ持てる?』のOP、ED。どちらもトンデモナイ破壊力を持っているので、それぞれご紹介しよう。

 まずOP。主題歌は、紗倉ひびき(CV:ファイルーズあい)&街雄鳴造(CV:石川界人)のペアが歌う「お願いマッスル」という曲なのだが、これがすごい。

(画像はダンベル何キロ持てる?  第1話「筋トレやってみる?」より)

 曲中の合いの手に、「腹筋6LDKかい!」「肩にちっちゃい重機のせてんのかい!」など、実際のボディビル大会でも使われているかけ声が採用されており、軽快でノリノリなメロディにこの破壊力抜群の合いの手が加わり、危険物の特盛状態になっている。

 一度聴いてしまうと、その後数分は脳内で無限にリピートされてしまうような中毒性がある曲だ。

(画像はダンベル何キロ持てる?  第1話「筋トレやってみる?」より)

 そんなOPに負けず劣らずの中毒性を持っているのが、本作EDテーマの「マッチョアネーム?」。

 街雄鳴造がサビで「マッスルマッスル筋肉はマッスル」と歌い続ける中、さらに屈強な男たちによる野太すぎる合いの手が高頻度で差し込まれるという、もはや狂気そのものと言っても過言ではないEDだ。

(画像はダンベル何キロ持てる?  第1話「筋トレやってみる?」より)
(画像はダンベル何キロ持てる?  第1話「筋トレやってみる?」より)

<『ダンベル何キロ持てる?』1話を見る>

『鬼滅の刃』 OP

 『鬼滅の刃』のOP「紅蓮華」を歌うのはLiSAさん。言わずと知れた人気アニソンシンガーの彼女は、これまで多くのアニメタイアップソングを担当しており、最近では『ソードアート・オンライン アリシゼーション』の「ADAMAS」や『僕のヒーローアカデミア』の「だってアタシのヒーロー。」などを歌っている。

 OP映像を含むアニメーション制作は映像美に定評のあるufotable。このふたつが組み合わさったことで、目からも、耳からも、作品の世界に引き込まれてしまうような“神OP”となっている。

 とくに見逃せないのが、サビで差し込まれる戦闘シーンの描写だ。まるで浮世絵からそのまま出てきたかのような波、斬りかかるとともに生まれる雷、その細かく美しい作画に心を奪われてしまう。何度でもくり返し見たくなる、スロー再生してしまう、そんなOPだ。

(画像は鬼滅の刃 第一話 残酷より)
(画像は鬼滅の刃 第一話 残酷より)

<『鬼滅の刃』1話を見る>

『ソウナンですか?』 ED

 本作は女子高生が遭難してサバイバル生活をするという異色の作品で、本編では女子高生たちが生きるために壮絶な無人島生活をくり広げていく。

 一方で、ED映像はデフォルメキャラクターたちのかわいらしいショートストーリーが描かれている。本編の内容がふっ飛んでいるだけに、ED映像のゆるふわ感はアニメを〆る箸休めのような役割も担っており、本編で笑った後にEDを見ながらひと息つけるのがお気に入りのポイントだ。

(画像はソウナンですか? Case.1「漂流」より)

 EDテーマ「生きる」は天谷睦役の安野希世乃さんが歌っており、タイトルの通り聴いているだけでどこからか“生きる”元気が湧いてくるような曲だ。

 明るい曲調に合わせて動くキャラクターの姿を見ていると、小動物を眺めているときのような癒しの感覚に襲われる。聴いていると元気になる、見ていると心が浄化される、そんな癒し系EDだ。

(画像はソウナンですか? Case.1「漂流」より)

<『ソウナンですか?』1話を見る>

『からかい上手の高木さん2』 ED

 第1期にあたる『からかい上手の高木さん』では、高木さん(CV:高橋李依)が歌う「気まぐれロマンティック」「AM11:00」といったカバーソングが採用されていた。第2期となる今期もそれは変わらず、EDテーマにはさまざまな人気J-POPのカバーソングが使われている。

 第2期でも「奏(かなで)」「粉雪」「キセキ」といった誰もが知っている名曲がチョイスされており、世代的に今の20~30代くらいの人に刺さる選曲だろう。とくに男性ボーカルの曲の場合、高木さんの優しい声で曲の雰囲気がガラッと変わり、そのギャップに心惹かれてしまう。

 また、曲のよさもさることながら、何よりEDで流れる曲が話数によって変化していくことも飛ばせないポイント。曲が変わるEDというのならば全てのパターンを見ずに視聴を終えるという選択肢は……あり得ないだろう。

(画像はTVアニメ『からかい上手の高木さん2』ノンクレジットED「言わないけどね。」/高木さん(CV:高橋李依)より)
(画像はTVアニメ『からかい上手の高木さん2』ノンクレジットED「言わないけどね。」/高木さん(CV:高橋李依)より)

<『からかい上手の高木さん2』1話を見る>

『女子高生の無駄づかい』 OP

 ちょっとおバカな女子高生たちの日常を描いた本作。OPテーマとなっているのは、メインキャラクターの田中望(CV:赤﨑千夏)、菊池茜(CV:戸松遥)、鷺宮しおり(CV:豊崎愛生)の3人が歌うラップ「輪! Moon! dass! cry!」。

(画像は女子高生の無駄づかい  第1話「すごい」より)

 日常を浪費し続ける彼女たちの生活をそのまま歌詞にしたような脈略のない変調的ラップは、意味が分からないのになぜか少しずつ癖になっていくスルメ曲。

 女子高生の叫びのような内容かと思ったら、サビでは急に「カレーが食べたくなる」。そして“dass”はドイツ語という豆知識も頭に入ってくる。主題歌のタイトルに入っているとはいえ、この接続性のなさが謎でしかない。

 恐らくこの不思議具合がこのOPの魅力なのだろう。しかし、何度も聴いてしまうにも関わらず、この歌詞に込められた意味は未だに理解できない……。

(画像は女子高生の無駄づかい  第1話「すごい」より)

<『女子高生の無駄づかい』1話を見る>

文/セスタス原川
編集/竹中プレジデント

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