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中村優一、映画「YOKOHAMA」で総合プロデュースと監督に初挑戦 故郷・横浜舞台に3部作

日刊スポーツ / 2024年4月16日 10時0分

初プロデュース、初監督に挑戦した中村優一(撮影・中島郁夫)

俳優中村優一(36)が19日公開の映画「YOKOHAMA」で総合プロデュースと監督に初挑戦している。生まれ育った横浜を舞台に不条理な世界を描く3部作「贋作」「横濱の仮族(かぞく)」「死仮面」のオムニバス。「贋作」では出演、「死仮面」は監督に挑戦した。プロデューサー、俳優、そして横浜について聞いてみた。

 ◇  ◇  ◇  ◇

2004年(平16)に16歳、高校2年で「第1回D-BOYSオーディション」グランプリ獲得。翌年、日本テレビ系連続ドラマ「ごくせん 第2シリーズ」で俳優デビューした。20年の月日をへて、36歳で自ら映画を作り、そして監督を務めた。

「俳優の活動を通して、前から作品を作ってみたいと思っていたんです。本当にきっかけになったのは、コロナ禍で舞台とかの仕事が無くなった時。元々は自主映画、インディーズ映画とかがすごく好きだったので、もう自分たちで作品を撮ってみたいなというところから始まりました」

2本目の「横浜の仮族」のヨリコジュン監督(51)とは、一緒に自主映画を撮っていた。

「ヨリコ監督とコロナ禍の初めの頃から自主映画を撮り始めて一緒にやり始めて、上映するところまでやりました。映画祭に出すことを中心に作品を撮ってたんですけど、今度はちゃんと劇場での上映まで自分でやりたいなと思いました。そこで、この映画でエグゼクティブプロデューサーを務めていただいている玉井雄大さんに相談して、一緒にやってもらったというところです」

3本のオムニバス形式。

「まずは監督をということで、最初は自分で監督した『死仮面』を撮ろうという感じになったんです。元から3部作でということで、1本は僕で、もう1本はヨリコさんで『横浜の仮族』。『贋作』の金子智明監督は一緒にYouTubeをやっています。YouTubeでは、どちらかというと視聴者のお悩み相談っていうところをやってたんですけども、ちゃんと自分たちの俳優とディレクターっていうところで一緒に作品を作ってみたい気持ちが元々、ありました。あったので。この3人で作品を1本作ってみたい気持ちがあって、3部作ということになりました。『贋作』の主演の賀集利樹さんは、YouTubeにも出ていただいてました」

自身が監督を務めた「死仮面」は、主演の秋沢健太朗(35)との10年以上の付き合いから生まれた。

「ちょっと一緒に挑戦してみないかというところで。僕も監督初挑戦で、秋沢君も、今までの映画の出演は爽やかな役柄が多かったんですが、ちょっと違った癖のある役柄をやってみたいという気持ちを聞いてたので」

オムニバス作品は流れが続いた話を続けたもの、全く違う話を組み合わせたものがある。映画「YOKOHAMA」は、それぞれ違うテイストの物語が、題名にもなっている横浜を舞台に描かれる。赤レンガ倉庫、大観覧車など横浜のランドマークの美しい映像がバックに描き出される。

最初の『贋作』には、中村自身も出演している。賀集が演じるノボルは妻が恋人を作って家を出て行く。そこへ突然、包丁を持った若い女サエコが家の前で倒れている。見る人に結末をあれこれと考えさせるエンディングになっている。

「金子監督と話して、そういう終わり方にしました。出演もしましたが、制作というかプロデューサーとして、ずっと現場にいました。手伝いというか、物を運んだりとか、全部やらせてもらいました」

01年にテレビ朝日系「仮面ライダーアギト」で、21歳で主演デビューした賀集も45歳になった。

「あまり変わってないですね。本当にずっと若いんですけど、役の設定は基本40代です。奥さんがね。オープンカーに乗って、横浜の街をめちゃくちゃカッコよく走ります。真冬の1月、2月の撮影だったんですけど、もう夜中の12時集合でオープンカーに乗っていただきました。それがクランクインで、明け方まで撮影。賀集さんは明け方を通り越して、その日の夕方まで撮影でした。赤レンガ倉庫で、家を出て行った奥さんを見つけてしまう怖いシーンの撮影だったんです。『贋作』の撮影は、3本の最後だったんです。他の2本が刺激的だったので『贋作』は、また違ったシュールというかクールなテイストですね」

クールな怖さを、おしゃれな横浜の街並みをバックに映し出した。

「金子監督は、特に画(え)のこだわりがすごかったですね。スタジオでも、家具とかも色を塗ったりとか。そういうものが多くて、やっぱり画にこだわりがある。すごいおしゃれでした」

(続く)

◆中村優一(なかむら・ゆういち)1987年(昭62)10月8日、横浜市生まれ。04年(平6)「第1回D-BOYSオーディション」グランプリ。05年日本テレビ系「ごくせん 第2シリーズ」で俳優デビュー。同年テレビ朝日系「仮面ライダー響鬼」。07年テレビ朝日系「仮面ライダー電王」。08年映画「僕らの方程式」主演。12年引退も、14年に俳優業再開。23年映画「妖獣奇譚ニンジャVSシャーク」。177センチ。血液型O。

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