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「外交儀礼上かなりの非礼だが…」麻生太郎氏「トランプ詣で」の複雑な背景を杉村太蔵氏が推測

日刊スポーツ / 2024年4月24日 13時5分

杉村太蔵氏(2021年12月撮影)

元衆院議員で実業家の杉村太蔵氏は24日、テレビ朝日系「大下容子ワイド!スクランブル」(月~金曜午前10時25分)に出演し、自民党の麻生太郎副総裁が23日(現地時間)、訪問先の米ニューヨークでトランプ前米大統領と会談したことについて、複雑な国際情勢が背景にあるのではないかとの見立てを披露した。

麻生氏は、「トランプタワー」入り口で出迎えたトランプ氏を見るや、かぶっていた帽子を取って敬意を表し、2人は笑顔で握手した。麻生氏の訪問は、11月のバイデン大統領とトランプ氏が激突する米大統領選で、トランプ氏が勝利した場合の「もしトラ」に備えたものとみられている。麻生氏だけでなく、英国の首相経験者でもあるキャメロン外相ら各国の要人が、「もしトラ」に備えた「トランプ詣で」を続けている。

杉村氏は、4月8日から14日まで岸田文雄首相が国賓待遇で訪米し、バイデン大統領と強固な日米関係を確認し合った直後であることを念頭に「つい先週ですか、先々週ですか。岸田総理が国賓で招かれていた。(一方で)元総理が今(バイデン氏の)対抗馬と会談するというのは、どう考えても外交儀礼上は、かなり非礼に当たる」と指摘。一方で「それは百も承知で麻生さんは行かれているし、麻生さんだけでなく各国の指導者が(トランプ氏に)会いに行っている」と、大統領選の結果が見通せない中、各国がバイデン、トランプ両氏との関係づくりを続けていることに触れた。

杉村氏はその上で「次にトランプさんが大統領になるかどうかはさておき、有力なアメリカ人であるのは間違いない。こういう人に説明したいというのは分からなくもないし、そのくらい危機的状況なのではないか」「中国が2027年にも台湾海峡、台湾侵攻の準備が整うのではないかと、多くの軍事専門家が指摘している」と推測。「トランプさんはひとことで言えば『株式会社アメリカ合衆国』のCEOみたいな人。アメリカの利益になるかならないか(で考える)。そうなった時、米中間で貿易のところはある程度、中国が妥協するので『台湾に関しては目をつぶってくれ』という取引が成立してしまった場合、日本は本当に大変なことになる」と指摘した。

「だから早い段階から、この地域の正確なことをトランプさんに伝えていきたい狙いが今の麻生さんにはあるんじゃないか。それが僕の見立てです」と、麻生氏の「トランプ詣で」の目的について持論を述べた。

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