急転!環境省「マイク切り」問題で伊藤環境相が8日に直接謝罪「担当者謝罪」から一転、取材で涙
日刊スポーツ / 2024年5月8日 16時12分
伊藤信太郎環境相は8日、東京都内で取材に応じ、今月1日に熊本県水俣市で開かれた水俣病の犠牲者慰霊式後の被害者団体などとの懇談会で、環境省側が団体側の発言中にマイクの音を切るなどした問題を受けで、自身が同日午後、現地を訪れ関係者に直接謝罪する方針を明らかにした。
環境省側は前日7日の記者説明の場で、伊藤氏は水俣病を担当する特殊疾病対策室長に、水俣市に出向き団体側に直接謝罪するよう指示を出したと説明。この際、担当者ではなく伊藤氏の対応を問う質問も出ていたが、前日から一転、担当者ではなく大臣が直接出向くことになった形だ。
伊藤氏は、この日の取材で「時間を超過した一部の方について、発言の途中でマイクの音量を切る運用をしたことは大変遺憾。発言されていた方に対して大変申し訳ない思いだ。深くおわびを申し上げたい」と、謝罪。「深い反省の上で、どのようにすれば皆さまに寄り添った懇談ができるか検討していきたい」とも述べた。
現地に出向いて伝えたいことは何かと問われると、「水俣病は環境省が生まれた原点。いかに大切に思っているかを伝えたい」と、涙ながらに話した。1日の会合では、団体側の発言に対し、3分でマイクを切る心ない対応をしていたが、伊藤氏は「今度は、ゆっくりと話をうかがえればと思います」とも述べた。
環境省によると、伊藤氏は8日夕、水俣市で水俣病関係団体の関係者と面会し、懇談を行う予定。
出席者の発言のマイクが切られる事態は、1日に水俣市で行われた犠牲者慰霊式の後、伊藤氏と水俣病患者らでつくる8団体との懇談会の場で起きた。団体側の代表者らが切実な思いを訴えているさなかにもかかわらず、3分の持ち時間が過ぎると環境省側がマイクの音量を切ったり、発言をさえぎる対応をしたため、団体側から抗議の声が強まっている。
環境省側は7日の記者説明会で、発言者が言葉を述べているさなかに、3分を経過した際にマイク音を切ったことを認め、「団体の方の不信をあおる対応は、適切ではなかったと考えている。不信感を与えたことは申し訳ないと思っている」と述べ、不適切な対応だったとの認識を示した。
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