阿部詩「前に進めない時も前に進んだ時は自分を愛そう」花柄衣装で「違う自分もお披露目」

ワコール「Love your moment Garden」記者発表会に登壇した阿部詩（撮影・村上幸将）

パリオリンピック（五輪）柔道女子52キロ級の阿部詩（24＝パーク24）が5日、東京ミッドタウン日比谷で行われたワコール「Love your moment Garden」記者発表会に登壇した。

阿部は、イベントのテーマにちなみ「自分を愛せる瞬間」について聞かれると「困難な状況でも一歩前に進めた瞬間！」と書いたフリップを掲げた。その上で「どうしても前に進めなかったり、進みたくない時があって、それも受け止めて自分だと思い、前に進んだ時は自分を愛そうと思います」と笑顔を浮かべつつ、答えた。

阿部は、コメントに関して、具体的な言及はしなかった。ただ、パリ五輪では柔道女子52キロ級2回戦で、まさかの敗退を喫し、東京五輪に続く連覇を果たせず号泣した。それでも、混合団体戦では1勝で日本の銀メダル獲得に貢献。男子66キロ級で連覇した兄一二三（26＝パーク24）とともに28年ロサンゼルス五輪でリベンジすることを明言している。それらのことを、示唆するようなコメントとなった。

阿部は、この日、花柄の、ガーリーな衣装を身にまとい、登場した。コーディネートについて聞かれると「私は会場に合わせて、お花がらを取り入れました。普段、ジャージーだったり柔道着が印象的だと思いますが、違う自分もお披露目できたらと思って、この衣装にしました」と説明した。ともに登壇した志田未来（31）からは「詩さんは五輪で活躍を拝見し、心揺さぶられ、リスペクトしています」とねぎらわれた。

さらに、志田が「柔道を5歳から始められ、私は6歳からこのお仕事…共感できました」と言われると、笑みを浮かべた。

志田と元欅坂46菅井友香（28）を見つめ「テレビで拝見している、おふたり。打ち合わせから緊張し、きれいなおふたりだなと。とイベントに出られて光栄です。普段、畳の上が多くこういう空間に入ることは少なく、すてきな香りに癒やされます」などと語った。

ルーティンについて聞かれると「朝、起きてすぐトレーニングに行くのが習慣。鏡を見て『よし、頑張ろう』と自分に誓うのがルーティン」と語った。