市川染五郎、直木賞受賞作が原作の新作歌舞伎で主演 「僕自身もワクワク」 父・松本幸四郎も出演
日テレNEWS NNN / 2025年1月10日 21時50分
歌舞伎俳優の市川染五郎さん(19)が、歌舞伎座で上演される松竹創業百三十周年『四月大歌舞伎』(4月3日初日)での新作歌舞伎『木挽町のあだ討ち』で主演を勤めることが発表され、コメントを寄せました。
原作である永井紗耶子さんの『木挽町のあだ討ち』は、江戸・木挽町の芝居小屋を舞台に 、美しい若衆が成し遂げたあだ討ちの真相に迫る時代小説。2023年に直木賞と山本周五郎賞を受賞した作品です。
主演を勤める染五郎さんは、「直木賞も受賞された永井紗耶子先生の『木挽町のあだ討ち』の歌舞伎化に携わることができ、大変嬉しく思います。受賞されたニュースを聞いた当時から、タイトルに"木挽町"と入っていることもありきっと歌舞伎にぴったりだと思っていましたので、出演させていただく僕自身もワクワクしております」と心境を明かしました。
また、永井さんは「この『木挽町のあだ討ち』は、私の歌舞伎好きを知った編集者からの提案で書き始めました。連載の途中、コロナ禍に入り、芝居が"不要不急"と言われるようになりました。私にとって、芝居はなくてはならないものです。その想いを込めて書いた小説が、こうして歌舞伎座の大舞台で上演されることは、小説家として望外の幸せです」とコメントしました。
また、染五郎さんの父・松本幸四郎さん(52)の出演も発表され、高麗屋親子で歌舞伎座の歴史に新たな一ページを刻みます。
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