巨人・阿部監督が沖縄・伊江村の観光大使に 自主トレが縁で4期目 野球場の設計もアドバイス

　プロ野球巨人監督の阿部慎之助さんに22日、沖縄県伊江村観光親善大使の委嘱状が交付された。阿部さんは2017年、自主トレが縁で大使に就任し、今回で4期目となる。同日、那覇市のセルラースタジアムで就任セレモニーがあり、名城政英村長から委嘱状や特産のラム酒が贈られた。

　任期は2023年11月9日～25年11月8日の2年間。

　阿部さんは現役時代の06年、父東司さんの知人が同村出身だった縁で同村で初めて自主トレを行った。大使就任後、他選手に同村でのトレーニングを紹介したり、メディアを通して伊江島をPRしたりしてきた。

　19年には、阿部さんが設計面で助言した村野球場が完成。20年には、中学軟式野球の第1回阿部慎之助杯争奪国頭地区大会が開催され、以降、同野球場が決勝会場となっている。

　就任セレモニーで阿部さんは「昔からお世話になっている島。素晴らしい所なので、皆さんに来ていただきたい」と伊江をPRした。

　名城村長は「監督になられて非常に忙しくなる中、快く引き受けていただきありがたい。優勝を心から祈願し、しっかり応援していきたい」と感謝した。（社会部・當銘悠）