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ペレレにどんじゃんけん… 各国のゲームが大集合! おきなわ世界塾の「WORLDWIDE 運動会」 ペルー県人会から“逆輸入”も【動画あり】

沖縄タイムス+プラス / 2024年4月5日 10時0分

 沖縄県内に住む日系人・県系人や外国人と交流を深めようと、「おきなわ世界塾」(主催・青年海外協力協会沖縄事務所)は3月9日、浦添市の安波茶自治会で世界各国のゲームなどを楽しむ「WORLDWIDE 運動会 UNDOUKAI!」を開催した。東アジアや中東、南米の9カ国などから約40人が参加し、チームワークを発揮した。
 WORLDWIDE 運動会はプログラムも個性的。ペルーの沖縄県人会で生まれた「動物じゃんけん沖縄バージョン」が太平洋を越えて沖縄に“逆輸入”された。(ライター・長濱良起)

一口メモ:おきなわ世界塾
「歴史、文化、結(ゆい)を大切にしながら、世界平和や多文化共生に貢献する人財」の育成を掲げて、講演やワークショップを行っている。実施団体は公益社団法人青年海外協力協会沖縄事務所。

動物じゃんけん沖縄バージョンとは

 自己紹介やうちなーぐちラジオ体操の後、運動会の競技プログラム1発目は「動物じゃんけん沖縄バージョン」。ハブやシーサーなど沖縄のシンボルが登場する、ペルーの沖縄県人会が生んだオリジナルゲームだ。

 ゲームは、参加者全員が一つの場所に集まり、両手をニョロニョロとさせて「ハブ」の状態からスタート。近くの人と声を掛け合いじゃんけんをしていくと、勝った方は顔の前で爪を立てて「シーサー」になる。シーサーの状態でじゃんけんして負けるとハブに戻るが、勝つと「人間」に“昇格”する。人間のポーズは、まさかの「かぎやで風」の舞だ。

 同じ動物同士でしかじゃんけんをすることができず、制限時間内で一番多く「人間」がいたチームが勝ちとなる。

 自分がせっかく「人間」に昇格できても、相手に攻め込まれると勝負に応じなければならないため安心できない。「チーム戦のじゃんけん大会」というシンプルなルールでありながら全員が笑って楽しんでいた。

チームワークを育てるスペイン発ゲーム

 次なるプログラムは、スペインの「ペレレ」。スペイン語で「わら人形」という意味だ。

 ルールはシンプルで、チームで布の四隅を引っ張って、布の上に乗った人形をはね上げながら前に進んでいくレース。全員の息を合わせないとなかなか思うように前に進めないため、チームワークを育むことができる。

 大きく人形をはね上げて一気に距離を稼ぐチーム、細かく着実に進めていくチームなど、それぞれの戦略が現れた。

聞きなれないゲームが次々に登場

 次は台湾の「どんじゃんけん」。2チームの対抗戦で、コースとなる1本線の両端にある味方陣地から一人ずつスタートし、相手陣地に到達したら勝ちとなる。相手陣地を目指す途中で相手とぶつかるが、その際にじゃんけんをして勝つと先に進め、負けると味方陣地に戻らなければならない。走力とじゃんけん力の両方が要求されるゲームだ。

 そして最後はアルゼンチンの「コスチュームゲーム」。

国際色がより強まる沖縄で

 海外に住む沖縄県系人「世界のウチナーンチュ」は、県の統計によると40万人以上に上る。

 コロナ禍で一時減ったインバウンドの観光客数もだんだんと回復し、那覇空港を発着する国際線の復活・新設も進むなど、より国際色が強まる沖縄。「おきなわ世界塾」の稲住光祐さんは「今後も、県費留学生をはじめ、県内で暮らす日系人・県系人と楽しく交流できる場をつくっていきたい」と話している。

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