1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. 社会
  4. 社会

大空を泳ぐこいのぼり どのくらいの風がちょうどいい?【GW後半の沖縄各地の天気予報付き】

沖縄タイムス+プラス / 2024年5月3日 16時0分

 

 5月5日は端午の節句。この時期は大空をこいのぼりが元気に泳ぐ姿が各地で見られます。こいのぼりはどのくらいの風の強さで泳ぎ出すのでしょうか。

〈風速とこいのぼりの関係〉
風がほとんどないとき・・・ほぼ泳がない
風速3m/s前後・・・泳ぎはじめ
風速5m/s以上・・・元気に泳ぐ

端午の節句の5日 風が強まりそう

 ナイロン製のこいのぼりは、布製のこいのぼりよりも泳ぎ出しが早いようです。しかし、10メートルを超える風が吹くとこいのぼりが暴れる危険がありますので、こいのぼりは降ろして安全な場所に移動するなどが良いでしょう。

 

 現時点の予報では5日は東~南寄りの風が強まりそうです。この東~南寄りの風は雨が降る前触れですので、風が強まってきたらこいのぼりの泳ぎに注意しながら雨への備えをお願いします。

4月は過去最高の高温 雨量はおよそ2倍

 5月1日(水)に沖縄気象台より、報道発表がありました。沖縄地方の地域平均気温平年差は+2.7℃となり、4月として1946年以降で最も高くなりました。また、沖縄地方の地域平均降水量は平年のおよそ2倍となり、4月としてはかなり多くなりました。

 4月の沖縄地方は、太平洋高気圧の日本の南への張り出しが強かったため南からの暖かく湿った空気が流れ込みやすくなりました。また、熱帯域の対流活動がインド洋で活発となったことが太平洋高気圧の強まりに関連していると考えられます。大きな場で見ると、地球全体の温暖化やエルニーニョ現象等の影響も寄与しているといわれています。

GW後半は晴れのち天気下り坂

 大型連休は日差しは出るものの不安定な天気となりそうです。連休最終日の6日(月)の朝は、前線通過に伴い雨や風が強まる恐れがあります。連休後半のお出かけは早めの日程がおすすめです。連休中も気温や湿度が高いため、熱中症に気をつけてお過ごしください。

崎濱綾子
気象予報士/防災士(株式会社ウェザーマップ)
 沖縄県宜野湾市生まれ。ミスはごろもとして地元の観光大使を務める。RBC琉球放送でラジオ・テレビのリポーター、QAB琉球朝日放送で気象キャスターを担当。2005年に沖縄初の女性気象予報士となる。2005~2016年3月までRBC琉球放送の夕方のニュース番組で月~金曜日の気象キャスターを担当。2016年4月から東京の本社で勤務。Yahoo!ニュース動画出演・記事執筆を担当。Yahoo!ニュースエキスパート。好きな天気現象は、夏至南風(カーチーベー)。

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください