暖かくなるとハブに注意 ご当地「咬症注意報」の季節です【ゴールデンウイークの天気予報付き】

 

年間50～60人が被害

　沖縄には毎年5月1日に沖縄県から発令される「ハブ咬症（こうしょう）注意報」があるのをご存じでしょうか。沖縄県のホームページによりますと、〈年間50～60人のハブ咬症患者が発生しております。気温が暖かくなるとハブの行動が活発になり、加えて農作業や行楽等で田畑や山野への出入りが多くなるこの時期にハブ咬症被害も多く発生〉しています。

〈気をつけること〉
・草刈りやネズミの駆除など敷地内の環境整備を行い、ハブが生息・侵入しにくい環境を整える
・田畑や山野、草地等への出入りや夜間の歩行

〈ハブを見かけたら？〉
ハブは飛べないため、1.5メートル以上離れていれば攻撃の範囲外、離れることが可能な場合は距離を置く

　沖縄に観光でお越しになる方は、この時期は強い紫外線や日焼け以外にもハブにも注意が必要です。

　私は沖縄で生まれ育ってきましたが、これまでハブに遭遇したことはありません。気付いていないだけかもしれませんが。

　皆さんのお住まいの地域のご当地予報やご当地注意報は何かありますか。

5月1日ごろから「かなりの高温予想」

　4月25日（木）に「高温に関する早期天候情報（沖縄地方）」が沖縄気象台から発表されました。沖縄地方は5月1日（水）ごろからかなりの高温になる予想です。沖縄地方の向こう2週間の気温は、暖かい空気が流れ込みやすくなるため気温が上がりやすくなる予想です。体調管理や農作物の管理にご注意ください。
（かなりの高温の基準:5日間平均気温平年差＋1.9℃以上）

大型連休　後半は天気回復か

　4月27日（土）から大型連休がスタートします。今年は最大10連休という方もいらっしゃるようです。連休期間前半の県内各地の天気傾向を見ていくと、今週末は前線や湿った空気の影響で断続的に雨が強まりそうです。雨が続くのは、沖縄地方が前線の通り道になっているためです。お出かけの予定は、連休後半の晴れ間を期待したいところです。

 

　連休中も県内各地の気温は平年よりも高く、蒸し暑さが続きそうですので、食べ物やクローゼットの衣類の管理にもお気をつけください。

崎濱綾子
気象予報士/防災士（株式会社ウェザーマップ）
　沖縄県宜野湾市生まれ。ミスはごろもとして地元の観光大使を務める。RBC琉球放送でラジオ・テレビのリポーター、QAB琉球朝日放送で気象キャスターを担当。2005年に沖縄初の女性気象予報士となる。2005～2016年3月までRBC琉球放送の夕方のニュース番組で月～金曜日の気象キャスターを担当。2016年4月から東京の本社で勤務。Yahoo!ニュース動画出演・記事執筆を担当。Yahoo!ニュースエキスパート。好きな天気現象は、夏至南風（カーチーベー）。