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数え97歳のお年寄り3人 トゥクトゥクに乗せてお祝いパレード 住民150人が練り歩き踊りや棒術も 金武町

沖縄タイムス+プラス / 2024年5月6日 5時26分

トゥクトゥクを先頭に集落をパレードする伊芸区のカジマヤー祝い=4月28日、金武町(伊芸政秀さん撮影)

 沖縄県金武町の伊芸区は4月28日、それぞれ数え年97歳になる安富祖トキさん、安富祖信(のぶ)さん、山城安(やす)子さんのカジマヤーパレードと合同祝賀会を区内で開いた。例年は旧暦の9月7日ごろに実施する成年祝いだが、家族の要望で開催日を変更した。(仲地暁通信員)

 パレードは、3人と家族が乗った2台の三輪自動車(トゥクトゥク)を先頭に、老人クラブや子ども会、婦人会、ミルクや地謡(じかた)を務める区民計約150人が集落を練り歩き、7カ所で踊りや棒術を披露した。

 公民館で開かれた祝賀会では、3人の孫やひ孫のダンス、パフォーマンスショーが会場を盛り上げた。

 演舞を熱心に鑑賞した安富祖信さんは「みんなが祝ってくれてうれしいさぁ」と笑顔。おいの昇さん(65)は「信さんは朗らかで親戚思いです」と人柄に触れた。

 ゲートボールと三線が趣味の安富祖トキさんは「くよくよせず、おおらかに生きることだね」と健康の秘訣(ひけつ)を話した。孫の宮里仁紀人さん(36)は「120歳まで長生きしてほしい」と願った。

 山城安子さんは農業で2男6女を育てた。孫が9人、ひ孫が14人がいる。「たくさんの孫やひ孫に囲まれ、幸せです」。東京から駆け付けた孫の管沼あゆみさん(45)は「盛大なお祝いで感動した」と語った。

 島袋義一区長は「3カ月前から準備した。各種団体の協力に感謝している。天気も回復し、パレードも無事できた」と喜んだ。

 今回初めて、集落内の狭い道路でも小回りが利き、屋根付きで暑さや雨がしのげるトゥクトゥクをパレードに取り入れた。

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