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プルプルの豚足がたまらない 豚足の汁物「足ティビチ」  長時間ゆでて余分な脂やアクを抜く【沖縄料理レシピありんくりん】

沖縄タイムス+プラス / 2024年10月4日 9時43分

 沖縄でおなじみの家庭料理や行事料理を、もっとおいしく作りたい! 琉球料理を長年教えてきた松本料理学院(那覇市)の講師の皆さんに、自宅でおいしく作るための基本のレシピと押さえておきたいコツあれこれ(ありんくりん)を教えてもらいます。沖縄食材や調理方法の解説もあわせてチェックしてみて! 

 プルプルとした食感がたまらない足ティビチ(豚足)の汁物を紹介します。豚足は時間をかけてゆで、余分な脂やアクをしっかり抜くのがポイント。豚足でタンパク質、大根でビタミン、昆布でミネラルと、一碗でバランス良く栄養が取れます。(松本料理学院講師・名嘉裕子)

足ティビチ

 

【材料(5人分) 調理目安時間120分】


豚足…1.5kg
水…13~15カップ
昆布…2枚
大根…600g
かつおだし…適量
塩……小さじ1と1/2~2弱
しょうゆ…少々
ヒハチ…少々

【作り方】

1 豚足は残り毛を焼いて、かみそりできれいにこそげ取る。長さ6センチの輪切りにした豚足を湯洗いする=写真。

 

2 大根は大きく切って、米のとぎ汁でゆでて洗う=写真①。昆布は洗って水に戻し、結び昆布を作っておく=写真②。

 

3 鍋にたっぷりの水と豚足を入れて強火にかけて沸騰させる。あくが出たら1度、ゆでこぼしをする。

4 再び鍋に分量の水と3を入れ、強火にかけてあくを取る。途中で中火にし、弱火で2時間くらい煮込む。

5 4がある程度軟らかくなったら、昆布を入れて静かに煮る。

6 5が軟らかく煮えたら、蒸発して少なくなった煮汁をかつおだしで補い、7カップくらいにする。

7 大根と塩、しょうゆを入れて味をよく浸透させる。

8 深めの器に足ティビチ、昆布、大根を盛り付けて煮汁を注ぎ入れ、香辛料のヒハチをふりかけて供する。

※豚足は後ろ足の方が肉の部分が多い。

料理を作ってくれたのはこちら

 

 「松本料理学院」は、1969年に那覇市に開校した、沖縄伝統の琉球料理が学べる料理学院です。学院長は松本嘉代子先生。「食は命の薬(ヌチグスイ)」との考えが息づく伝統的な琉球料理のレシピと味覚の伝承に、長年力を注いでいます。料理教室は、松本先生らが講師を務める「琉球料理科」、家庭料理が学べる「食のいろは科」、来客向け料理をつくる「おもてなし科」の三つ。遠方の方も参加できるオンラインワークショップも準備中です。

 隣接するカフェ「琉球styleまつもと」では朝ごはんとランチで、琉球料理や沖縄の旬の食材を使った日替わりメニューが味わえます。

【問い合わせ】

松本料理学院
沖縄県那覇市泉崎1-9-13 電話=098-861-0763

琉球styleまつもと
電話=098-917-2841

ホームページ
https://matsumoto-ryorigakuin.okinawa/

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