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「青の洞窟」周辺のオーバーツーリズム解消へ 沖縄県内有数のダイビングスポット 恩納村が協議会

沖縄タイムス+プラス / 2024年10月7日 10時19分

(資料写真)真栄田岬の海へ続く階段で列を成すダイバー。眼下にはコバルトブルーの海が広がる

 【恩納】恩納村は9月30日、沖縄県内有数のダイビングスポット真栄田岬にある「青の洞窟」周辺一帯のオーバーツーリズムの解消に向け「第1回オーバーツーリズム抑制対策協議会」を役場で開いた。

 村マリンレジャー協会、沖縄観光コンベンションビューロー、地元3区長、有識者ら計10人が出席。混雑規制のための入域制限や、エコツーリズム推進法の制度活用を視野に入れた話し合いを進め、年内に意見をまとめる方針を確認した。

 村によると、真栄田岬一帯は以前から、ダイバー集中による混雑や水難事故をはじめ、周辺道路の交通渋滞などが課題となっている。ピーク時には1日約7千人が訪れ、年間30万人以上が利用している。

 同対策協委員長の大島順子さん(琉球大国際地域創造学部准教授)は「環境保全と持続的な利用を両立させるため、適正な観光管理ルール作りを協議したい」と述べた。同対策協委員で村マリンレジャー協会会長の内原靖夫さんは「利用者数が制限されると、ダイビング業者の経営に関わる。慎重な議論を求めたい」と話した。

 青の洞窟は真栄田岬の崖の下にあり、洞窟内に差し込む太陽光で海面が青色になる。神秘的な体験を求め、国内外からダイバーが訪れている。

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