電機代の節約にも? ハウスクリーニング利用実態調査、最多依頼はエアコン

「ハウスクリーニング掃除依頼箇所TOP10」「掃除箇所別の上位5箇所利用金額」（2024年 オリコン顧客満足度(R)調査　ハウスクリーニング利用意向データ）

　顧客満足度調査を実施する株式会社oricon MEは、4月1日に発表した「2024年 ハウスクリーニングランキング」と同時に、「ハウスクリーニング」についての利用実態調査結果も発表した。

おすすめのハウスクリーニングランキング

　同調査は、実際に「ハウスクリーニング」を利用した全億1,683人を対象に実施したアンケート調査の結果から、利用実態として掃除依頼箇所や利用金額、ハウスクリーニングの効果とメリットなどについて聞いている。

■掃除依頼箇所は「エアコン掃除」が最多の7割超え、「キッチン」「水回り」が続く

　「ハウスクリーニングで依頼したサービス（複数回答）」については、「エアコンの掃除」が71％と最も依頼率が高く、次いで「キッチン（換気扇・レンジフード）の掃除（41％）」、「浴室・バスルームの掃除（36％）」、「キッチン（コンロ・シンク）の掃除（28％）」と続いた。一方、「床・フローリングのワックスがけ」や「玄関の掃除」は、それぞれ8％、5％と比較的依頼率が低い結果となり、エアコンや換気扇の分解洗浄、専用洗剤を使用したシンクや浴室の掃除など、自分で行うには手間がかかり、専門的な道具や技術を要する箇所ほどプロのクリーニングサービスの需要が高い傾向にあることが伺える結果となった。

■エアコン、キッチン、浴室、トイレの利用金額「10,000円～15,000円」が最多

　ハウスクリーニングを依頼した際にかかった金額を箇所ごとに聴取した結果は、掃除箇所別の上位5箇所「エアコン」、「コンロ・シンク」、「換気扇・レンジフード」、「浴室」、「トイレ」は「10,000円～15,000円」の価格帯が最多となった。なお、20,000円以上の利用者が最も多かったのは「浴室（14.2％）」となっている。

■ハウスクリーニングの効果とメリット、約6～7割が「自分でやるより汚れが落ちた」と回答

　「エアコン」、「キッチン（コンロ・シンク）」、「換気扇・レンジフード」、「浴室」の4箇所について、ハウスクリーニングを利用して良かったと思う点については、各箇所共通で約6～7割の利用者が「自分では落としきれない汚れが綺麗に落ちた」と回答。次に「プロに頼む安心感」が約5割と、実際に綺麗になった満足感、“掃除のプロ”に対し信頼や安心感を感じている利用者が多いことがわかった。

　また、「キッチン」、「換気扇・レンジフード」、「浴室」の3箇所では、「日常のお手入れが楽になった」、「掃除の手間やストレスから解放された」といった回答が上位を占めていることから、ハウスクリーニングが利用者の負担を軽減していることが伺えた。

　なお、各箇所別特有のコメントとしては、「エアコン」には「効きが良くなった」、「嫌なニオイが消えた」など、「キッチン」には「自身で掃除するより、水あかがなくなって綺麗になった」、「コンロ周りの油や焼き焦げがなくなった」など、「換気扇・レンジフード」には「自身で掃除するより、油汚れがなくなった」、「浴室」には、「浴室の天井なども綺麗になった」、「自身で掃除するより、頑固なカビ汚れが減った」などが寄せられ、普段手の届かない箇所やプロだからこそできる技術を評価する声も多くあった。また「エアコン」、「換気扇・レンジフード」には、昨今の電気代高騰の影響もあってか「電機代の節約に繋がった」という声も寄せられている。


オリコン顧客満足度(R)ランキングは、実際にサービス・商品を利用したことがあるユーザーを対象に実施した「満足度調査」の結果。“満足を情報化する”を理念に、2006年より日本最大級の調査規模で展開している。多項目による調査を独自に行い、その結果をサイト上で発表。日本で流通しているサービスや商品に対して、消費者の選択を容易にすること、それらを提供する企業の成長に貢献することを目指している。