1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. 芸能
  4. 芸能総合

『GTOリバイバル』新キャストの岡崎紗絵、八木莉可子、畑芽育、日向亘が明かす鬼塚英吉の魅力「心動かされ感動」

ORICON NEWS / 2024年3月31日 7時0分

4月1日放送『GTOリバイバル』に出演する(左から)日向亘、岡崎紗絵、八木莉可子、畑芽育 (C)ORICON NewS inc.

 1998年に放送され平均視聴率28.5%、最高視聴率35.7%を記録した人気ドラマ『GTO』が、当時と同じ反町隆史(50)主演で『GTOリバイバル』として26年ぶりに放送されるというニュースが報じられたとき、SNSを中心に大きな反響が巻き起こった。時代は大きく変わり、コンプライアンスが重視される世の中になったいま、破天荒な教師・鬼塚英吉はどう令和の若者に“熱い授業”を繰り広げるのか――。今回反町演じる鬼塚のパートナーとなる教師・綾原美結を演じる岡崎紗絵(28)と、鬼塚の生徒となる八木莉可子(22)、畑芽育(21)、日向亘(20)が、熱く燃え滾った撮影の日々を振り返った。(取材・文・撮影:磯部正和)



【画像】懐かしいメンバーが一堂に集結!反町隆史&松嶋菜々子&小栗旬ら6ショット

■伝説のドラマに出演!胸の内は…

 1998年に放送されて以来、何度となく「続編」の放送を期待する声が上がっていた『GTO』が、26年の歳月を経て復活した。もちろん主人公の破天荒教師・鬼塚英吉を演じるのは反町隆史だ。鬼塚が副担任として赴任する私立相徳学院高等学校3年1組の生徒役には今を時めくフレッシュな若手俳優が集まった。彼ら、彼女らは当然のことながら1998年版『GTO』放送時には生まれていない。

 市川すずか役を演じる八木は「再放送や、いまはNetflixでも配信されているので、何回も観ていた作品でした」と語ると「伝説的なテレビドラマと聞いていましたし、まさか自分が出させてもらえるなんて思っていなかったので、とても驚きました。父も母も作品を観ていたので、出演が決まったときは喜んでくれてうれしかった」と率直な感想を述べる。一方で「鬼塚先生はもちろん、生徒役の方も、いまだに役名で呼ばれるぐらい印象的なキャラクターばかりだったので、自分で大丈夫なのかな…」と不安も大きかったという。

 同じく3年1組の生徒・宇野晴翔役の日向は「僕も生まれていなかったのですが、両親がどちらも『GTO』に熱中していたようで、生徒役で出演できると聞いてすごくうらやましがっていました。特に反町さんが鬼塚先生を演じるという報道があったときは興奮していました」と家族みんなが喜んでくれたと明かす。

 遠藤凛役として出演する畑は「マネージャーさんから『GTO』をやるんだよと言われたときは、ただ情報を教えてくださったのかと思って『そうなんですね』と、自分の話ではないと思って答えてしまっていたんです。でも自分が出演すると聞いたときはびっくりしてしまって…。さらに26年前の反町さんの続編と聞いてさらに驚いてしまい、その状況を飲み込むまで時間が掛かりました」とかなりのサプライズだったという。

 そんな生徒たちの担任・綾原美結役を務めるのが岡崎紗絵だ。現在28歳の岡崎にとっても1998年の『GTO』は記憶にない世代。「当然リアルタイムの思い出はありませんが、やっぱりこのお仕事をさせていただいているので、その伝説ぶりは良く聞いていました。私たち世代でも内容を知っている方はたくさんいます。しかも“あの”鬼塚先生と対峙する教師…驚きと共に光栄でありつつ、しっかり受け止めなければという緊張感はすごかったです」とオファーを受けたときの気持ちを振り返る。

■26年経っても反町隆史演じる鬼塚英吉は「グレートティーチャー」だった

 岡崎にとって自身初となる教師役が『GTO』という大きな作品。岡崎は「気持ち的にはまだ生徒側だったんですけれどね」と照れくさそうに語ると「でもよく考えたらさすがに制服は厳しいですからね。確かに実年齢からすれば、教師をやってもおかしくない年だなと納得しながら現場に入りました」とクランクインしたときの思いを述べる。

 教壇に立って生徒たちに向き合うと「生徒として先生を見ていたときとは全く違う感覚でした」と語り、「1クラス30人ぐらいの生徒たちの目を一心に受けて、すごく緊張感がありましたし、立ち位置としても生徒たちの思いをしっかり受け止めるという意味で、すごく視野を広く臨まなければという思いが強かったです」と当時を振り返った。

 岡崎演じる綾原は、鬼塚先生の理想を受け入れたいと思いながらも、現実とのはざまに悩むような教師だ。岡崎は「鬼塚先生とは温度感で言うと、真逆にいるような先生なのですが、芯にある理想は鬼塚先生に近い。その部分をどう表現するのかが肝になるのかなと思っていました」と役へのアプローチ方法を語る。

 実際対峙した反町には「本当にパワフルでエネルギッシュ。26年という時間は流れているので、生徒への伝え方などは、今の時代に即したものになっている部分はありますが、ご本人が発するエネルギーはすさまじかった」と岡崎自身もほだされる部分が多かったといい、「役としてはもちろんですが、岡崎紗絵としても心動かされ感動してしまうシーンが多かったです」と鬼塚先生のパワーに圧倒された。

 そんな反町のエネルギーは、生徒たちにも響いているようだ。畑は「オーラがすごすぎて、その場にいるだけで圧倒されました。当たり前なのですが、改めて背筋が伸びる思いで対峙させていただきました。反町さんがその場にいらっしゃるだけで現場が締まりますし、存在感もすごく頼り切ってしまいました」と語る。

 八木も「すずか的には最初に鬼塚先生が教壇に立たれたときは斜に構えたような態度なのですが、実際反町さんが(鬼塚先生のトレードマークである)星の模様のTシャツを着ていらっしゃったのを見て、八木莉可子的には『わー鬼塚先生だ』と舞い上がってしまいました」と伝説の存在に圧倒された明かす。

 日向は「僕は役柄的に反町さんとは1対1のシーンだけだったのですが、あの茶化したような感じでくる中で、時々ハッとさせられるようなセリフを言うんですよね。そのときに反町さんの佇まいや間みたいなものがすごくて、僕のなかでは心にグサグサ刺さっていました。26年前に生徒を演じた方たちも、鬼塚先生の指導を受けてきたんだな…と思うと、すごく特別な時間だったなと思い出すだけで浸れます」と反町のカリスマ性に大きな刺激を受けたようだ。

■令和の時代に『GTO』を放送する意味とは!?

 本作には98年の放送当時に生徒役だった窪塚洋介、池内博之、山崎裕太、徳山秀典、小栗旬らが当時の役で出演する。彼らにとっても『GTO』が特別な作品であることがうかがえる。今回は連続ドラマではなく、1話限りのスペシャルドラマではあるが、この作品を共にした生徒役の俳優たちも思うところはあるという。

 畑は「私だけかもしれませんが、共演した皆さんには『「GTO」で共演したんだよな』って勝手に親近感を持っています。誇らしさを共有できているのかな」と語ると、八木も「みんなと一緒にまた教室に戻ってきて、鬼塚先生の授業を受けたいという思いはありました」と同意する。日向も「やっぱり(生徒役で出演していた俳優たちは)気になります。どこかでまた同じ現場になったら、勝手に仲間意識は持つと思います」と短い撮影期間ではあったが、確実に共有するものが多かった現場だったようだ。

 令和に放送される『GTOリバイバル』。畑は「26年前の作品は連続ドラマということもあり、教室全体で解決する空気感がありましたが、今回は1話限りの放送。教室全体というよりは個人での問題になってきてしまうので、『負けないようにしないと』という焦りはありましたが、反町さんのおかげでとても熱い現場になったと思います」と語る。八木も「抱える問題は現代寄りの題材になっていますが、根っこの部分はいまと変わらないのかなと思います」と感想を述べ、日向は「いまはコンプライアンスが以前より厳しくなっていることもあり、なかなか生徒と先生がコミュニケーションをとるのも難しい時代になっていますが、『GTO』にはそんなものを乗り越えた魂と魂のぶつかり合いがある。そこに感銘を受けたので、いまの時代でもきっと伝わると思います」と自信をのぞかせる。

 八木や畑、日向の思いを聞いていた岡崎は「撮影は短かったのですが、生徒たちの揺れる心を見ていたので、自然とスッと教師になれた気がします」と語ると「改めて生徒役の俳優さんたちを見ていて、もう私が生徒役をやるのは厳しいかなと思いましたね」と苦笑い。それでも「回想シーンとか、ぼんやりとした映像だったら、もしかしたら制服を着てもいけるのかな」と発言して八木らを笑わせていた。

 放送日が近づくにつれ、さらに期待が膨らんできた『GTOリバイバル』。岡崎は「当時世代だった方はもちろん、私世代、そして10代、20代前半の生徒役の俳優さんたちの世代の心にも訴えかけられるものがある作品になっています」と語ると「いまの時代のようにルールや決まり事のなかで過ごしていくことももちろん大切なのですが、『それ以上に大事なことってあるんじゃない?』ということを、スッと引き出してくれる。この作品を観て『いま現役の高校生たちがどう思うんだろう』ということにも、非常に興味があります」とメッセージを送る。

 生徒役を演じた八木、日向、畑も、1998年当時の豪華キャストが出演していることや、コンプライアンスが厳しい現代において、鬼塚先生が果たす役割の意味について「ぜひ観てほしい」と熱い思いを寄せていた。

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください