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ホアキン、ガガが登場「ジョーカー2」ベネチア国際映画祭で12分間のスタンディングオベーション

ORICON NEWS / 2024年9月5日 14時29分

第81回ベネチア国際映画祭のレッドカーペットで注目を浴びた映画『ジョーカー:フォリ・ア・ドゥ』ホアキン・フェニックス、レディー・ガガ、トッド・フィリップス監督

 イタリアで開催中の「第81回ベネチア国際映画祭」で現地時間4日、コンペティション部門に選出されていた『ジョーカー:フォリ・ア・ドゥ』(通称「ジョーカー2」)が公式上映された。現地には、主演のホアキン・フェニックス、共演のレディー・ガガ、トッド・フィリップス監督らが集結。ワールドプレミアとなった上映後は、観客からキャスト・監督に向けて12分間にわたるスタンディングオベーションと称賛の歓声が贈られた。なお、受賞作品の発表は、日本時間8日に行われる。

【動画】「ジョーカー2」新映像(15秒)

 5年前の2019年、「第76回ベネチア国際映画祭」で最高賞の金獅子に輝いた『ジョーカー』。コメディアンを夢見る、孤独だが純粋で心優しい男が、悪のカリスマ“ジョーカー”へと変貌を遂げるまでが描かれた。この映画は、興行的にも大成功を収め、「第92回アカデミー賞」では、作品賞、監督賞、脚色賞を含む最多11部門にノミネート。ジョーカーを演じたホアキン・フェニックスが主演男優賞の栄冠を手に入れた。今回、上映された「ジョーカー2」は、『ジョーカー』の2年後を描いた続編にして完結編となる。



 ジョーカー役を再び演じたホアキンは世界中が公開を待ち望む本作について「なぜ多くの人が前作に共感したのかは正直わからないです。それぞれの観客が、それぞれ違った要素にひかれたんだと思います。いつもみなさんが語る内容に驚かされます。今回の作品は“安心を感じる愛への追求と切望”だと思います」と語った。

 本作の重要な要素の一つとなる“音楽”について「物語に合わせて選び抜かれた曲だからこそ、その解釈を理解することが鍵でした。歌唱シーンの撮影はすべてライブで録音されたものです。テイクごとに声が異なって、とてもエキサイティングな体験でした」と撮影の裏側も明かしていた。

 物語のカギを握る謎の女性リーを演じたガガは「ホアキンと仕事ができたのは本当に光栄だったし、とても楽しい体験でした。彼には解き放たれて自由なところがあって、これまでのわたしの映画経験とは全く異なるものになりました。毎日、いかに正直で、真実にみちた瞬間を表現するかということに集中しました」と撮影当時を振り返りつつ、「トッド監督が伝えるストーリーはとても興味深いもので、“これは絶対に思いつかない”というものに仕上がっています。みなさんには、私たちが決めるのではなく、映画を観て自分自身でこの作品のテーマをみ見つけ出してほしいです」と語った。

 そして続編作品として史上初となる、金獅子賞の連続受賞の期待を背負うトッド・フィリップス監督は本作について「私たちとしては大きなプレッシャーを感じていました。実際に続編を作ることになった時、私たちは大胆でなければいけなかったし、続編だとしても前作と比べて予想外の作品にするには、どうするべきかと考えていきました。前作のジョーカーは、目には見えなくても彼の心の中には音楽と愛があふれていた。本作では客観的な視点よりも、ジョーカー自身の目を通して多くの情報が表現されている。そしてリアリズムという点では共通しますが、より想像的で象徴的なシーンが多くあるのが、本作の特徴だと思います。そして…この作品は、1作目に対する“答え”ではないとも加えておきます」とコメントした。

 ワールドプレミアにあわせて、新映像もYouTubeで解禁となった。日本では、10月11日より日本語吹替版・字幕版同時上映、Dolby Cinema、ScreenX、IMAXでも上映される。

■ホアキン・フェニックス(ジョーカー役)のコメント

 なぜ多くの人が前作に共感したのかは正直わからないです。それぞれの観客が、それぞれ違った要素に惹かれたんだと思います。いつもみなさんが語る内容に驚かされます。

 今回の作品は“安心を感じる愛への追求と切望”だと思います。

 この作品で象徴的な音楽は、物語に合わせて選び抜かれた曲だからこそ、その解釈を理解することが鍵でした。歌唱シーンの撮影はすべてライブで録音されたものです。テイクごとに声が異なって、とてもエキサイティングな体験でした。

 減量については、詳しく語るつもりはないよ。退屈だと思うから(笑)。でも前よりも難しかった。というのも、今回はダンスシーンが多く、ダンスのリハーサルもたくさんやる必要があったから。今49歳ですが、もうこのような事はしない方が良いでしょうね(笑)。

■レディー・ガガ(リー役)のコメント

 前作にとても心を揺さぶられました。トッドはとても美しく素晴らしい作品を作り、そしてホアキンの演技も素晴らしかった。今までに観たことがない作品だったと感じたことが、今作で私が参加した理由です。

 わたしたちのアプローチは特別で、とてもニュアンスに富んだものでした。通常の映画で描かれるような歌唱シーンとはとても異なるもの。この映画での音楽の使い方は、キャラクターの感情を表現すること。台詞だけでは十分ではなく、キャラクターたちが言いたいことを音楽で表現しています。ジョーカーの中には常に音楽が流れていて、私はただ、トッド監督のビジョンを音楽とともにやり遂げただけです。

 ホアキンと仕事ができたのは本当に光栄だったし、とても楽しい体験でした。彼には解き放たれて自由なところがあって、これまでのわたしの映画経験とは全く異なるものになりました。毎日、いかに正直で、真実にみちた瞬間を表現するかということに集中しました。

 トッド監督が伝えるストーリーはとても興味深いもので、“これは絶対に思いつかない”というものに仕上がっています。みなさんには、私たちが決めるのではなく、映画を観て自分自身でこの作品のテーマを見つけ出してほしいです。

■トッド・フィリップス(監督)のコメント

 この映画とともにベネチアに戻ってくる事に対して強い思いがありました。しかし期待値も上がっているのも感じているため、本作に関してはとても緊張しています。

 前作に関しては、僕たちが何をしているのかは誰にも知られていなかった。本作では一転、常に注目され続けていた。撮影中からさまざまな憶測や考察がネット上にあがっていたので、私たちとしては大きなプレッシャーを感じていました。

 ホアキンはもともと“続編”をやる必要はないと考えていました。前作の時に「次もやろうか」なんて冗談で話してはいましたが、実際にやるとなったらそれはホアキンにとってもある意味恐怖でもあると思います。

 実際に続編を作ることになったとき、私たちは大胆でなければいけなかったし、続編だとしても前作と比べて予想外の作品にするには、どうするべきかと考えていきました。

 前作のジョーカーは、目には見えなくても彼の心の中には音楽と愛があふれていた。本作では客観的な視点よりも、ジョーカー自身の目を通して多くの情報が表現されている。そしてリアリズムという点では共通しますが、より想像的で象徴的なシーンが多くあるのが、本作の特徴だと思います。そして…この作品は、1作目に対する“答え”ではないとも加えておきます。

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