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夏の必需品「ハンディファン」の落とし穴 気温35度以上での使用は逆に危険

おたくま経済新聞 / 2023年8月1日 15時30分

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夏の必需品「ハンディファン」の落とし穴 気温35℃以上での使用は逆に危険

 今やすっかり夏の必需品となった「ハンディファン」。外出時には、片手に小型の扇風機を持っている人を必ずと言っていいほど見かけますが、実はこれ、条件によっては危険な行為になりかねないのだとか。

 コンピュータ周辺機器メーカーの「エレコム」は、SNSにて「この暑さ(35度以上)だとかえって逆効果になります。明らかに気持ち悪い熱風になったら使用を控えてください」と投稿。広く注意を呼び掛けています。

■ ハンディファン自体はただの送風機 多くの機種は冷却機能が付いていない

 実はこの事象、筆者にも身に覚えがありました。真夏のスポーツ観戦のためにと、今年初めてハンディファンを購入したのですが、いざ屋外で使ってみたところ、風があまりに温かい、というかむしろ暑い。これは逆効果だと感じ、すぐに使用をやめました……トホホ。

 よくよく考えたら、ハンディファン自体はただの送風機。多くの機種は冷却機能が付いているわけではないため、暑いところで使えばあつい風を浴びるのは当然なんですよね。原理で言うならば、それはサウナのロウリュのような……。ベビーカーにぶら下げ、赤ちゃんに対して使っているパターンも散見されますが、これも使用方法次第では危険と言わざるを得ないでしょう。

 また、エレコムのSNS担当者によると、炎天下で使用する際、「風を地肌に当てて汗を飛ばしてしまうこと」も危険なのだそう。汗をかくことには体温の調節する役割があるため、これを阻害することで余計に体に熱がこもってしまい、熱中症を引き起こす原因になりかねないのです。

■ ハンディファンは濡れたタオルやハンカチと併用して使うのがおすすめ

 とはいえ、せっかく買ったハンディファン。どうにか屋外で効果的に使う方法はないかうかがうと、「濡れたタオルやハンカチと併用して使うのがおすすめ」とのこと。首などにあてて、そこに風を当てることで気化熱による冷却効果が得られるのだそうです。

 話を聞いた後、実際に試してみましたが、たしかにこれは気持ちいい。直に風を浴びた時と感覚が全く異なります。近くに水道がなかったりすることを考えて、100均のスプレーボトル等に水を準備しておけば、いつでも実践できそうですね。

■ 落下時は使用を即中止する

 これに加え、「落としたりすると故障の原因にもつながるので、大事に使ってほしい」といった呼び掛けも。

 使用時やカバンなどから取出す際に落としてしまうと、強い衝撃が加わることでバッテリーが変形し、そのまま使い続けると出火したり、破裂する恐れがあるのだとか。煙が出たり、本体が高熱になったりした場合は、すぐに使用を中止し、製造元等に相談するようにしましょう。

ハンディファンですが、この暑さ(35度以上)だとかえって逆効果になります。明らかに気持ち悪い熱風になったら使用を控えてください。 pic.twitter.com/IXKcPLKXjI

— エレコム(公式) (@elecom_pr) July 31, 2023

<記事化協力>
エレコム公式Xアカウント(@elecom_pr)

(山口弘剛)

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